悪魔が来たりてヘヴィメタるとは聖飢魔Ⅱが1985年にリリースした地球デビューアルバム(大教典)である。
聖飢魔Ⅱの記念すべき地球デビューアルバム(大教典)であり、「地獄の皇太子」「ROCK IN THE KINGDOM」「悪魔組曲 作品666番 ニ短調」(キーを半音下げたバージョンは「悪魔組曲 作品666番 変ニ短調」)と言った現在でも比較的ミサ(ライブ)で演奏される楽曲が収録されている。
大半の楽曲がデビュー前に離脱したダミアン浜田殿下(現大魔王陛下)いよる作曲である本作はかのヘヴィメタル雑誌BURRN!誌のアルバムレビューコーナーにおいて、史上初の0点を食らってしまったアルバム(大教典)としても知られている。
0点を付けたのは当時編集長を勤めていた豚酒井康氏である。
以下、酒井によるレビューがこちら
「面白い、楽しい、笑える でも、それは、結局、HMに対する侮辱だと思う。
完全に色物だが、当然、ファンもつくし、興味を示すプレスもあるだろう。
しかし、それが一体どれくらい続くのか? もし、洒落でやってるとしたらこれほど人を
馬鹿にしていることはない。こういう新人を出すレコード会社の人間も最低である
。奴らはHMのことを真剣に考えてはいない。頭の中は“商売、商売、金、金、金……”。
頭がいいのに悪事に使ってしまう愚か者と同様、技術はあるのに邪道を走ってしまった
このバンドにインテリジェンスを求める僕が悪いのか……。真面目にやってるバンドが可哀いそうだ。
宛名の書き方も知らない不作法なスタッフもバンド以上に情けない。Fuck Off!!」
0点
※BURRN! 1985年11月号より抜粋
上記のように酒井によるアルバム評は主観に基づいたものであり客観的な評価とは言えないモノである。酒井の言うとおり、聖飢魔Ⅱは翌年リリースされたシングル(小教典)「蝋人形の館」でお茶の間に大ブレイクした。当然酒井は21世紀となった現在でも聖飢魔Ⅱを始めとする所謂色物バンドを毛嫌いしている。(例:陰陽座など)
本作及び聖飢魔Ⅱは酒井を始めとした一部のBURRN!編集部が酷評しているが同じBURRN!編集部である藤木昌生は本作及び聖飢魔Ⅱの音楽性を高く評価している。
音楽性としてはダミアン浜田の色が強く、全体的にブリティッシュ~ヨーロピアン系の様式美HRとなっているが閣下が認めているとおり、演奏、サウンドプロダクションはお世辞にも良いとは言えないものになっている。
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https://twitter.com/tunegate_me/status/1340822967463264257
地球デビューから35年を迎えた2020年、広島で行われた黒ミサにてBURRN!二代目編集長である広瀬氏が0点事件についてステージ上で正式に謝罪し、取材を直談判するという歴史的な出来事が起こった。
悪魔による公開処刑の可能性も厭わず、参拝券を買ってまで取材を申し込んだ編集長の心意気に信者からは大きな拍手が送られた。
かくしてBURRN!2021年3月号は聖飢魔IIの大特集を掲載し、雑誌の黒歴史を書き直したのだった。
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https://twitter.com/BURRN_/status/1352813320030457856
本作のプロデュースを担当しているのはPRISMの渡辺建であるが、渡辺以外にもプロデューサー候補に
VOWWOWの山本恭司も挙がっていたが山本が断ってしまった。
後に山本はデーモン閣下と対談した際に「やればよかった」と少し後悔していた。
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最終更新:2025/12/08(月) 13:00
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