折詰(折り詰め)とは、食品を折(折箱)に詰めたものである。
板やボール紙などを組み合わせて作られた簡易的な箱を「折箱」と呼び、その中に料理や菓子を詰めたものを「折詰」と呼ぶ。その両方、またはいずれかを指して「折(折り)」と呼ぶこともある。
料理の場合は弁当と似たものになるが、他の弁当と異なり箱がそれほど頑丈でない構造となっている。食べ終わった後に解体できることも多い。
中に入っている食品によって「菓子折(菓子折り)」「寿司折(寿司折り)」という名前で区別されることもある。
菓子の場合は1個ずつプラスチックや紙の包みに入っており、それらを複数ボール紙の箱の中に並べて詰めるのが一般的。菓子折は土産物・贈答品のほか、挨拶や感謝、謝罪の意を示すために渡されることがある。
中身はクッキーや和菓子などで、スーパーの棚にあるようなスナック菓子やグミなどは使われない。箱に最初から詰まった状態で販売されており、洋菓子店・和菓子店・ギフトショップのほか、大きなスーパーであれば取り扱っている場合もある。
寿司が入っているもの。ガリやバラン、ランチャーム(醤油の容器)が入っている場合もある。
寿司などの生ものを直接入れる場合は長らく木材が使われてきたが、近年は木目の発泡スチロールの板を組み合わせた箱に入れることもある。ちなみに駅弁もごみの処分のしやすさの関係からこうした素材で作られることがある。
かつて酔っ払った父親が料理の折詰、特に寿司折を持って帰ってくる場合があり、これが漫画などで描かれることもあった。
この場合、緑色の紙に包まれた状態で、長い紐で括られて持ち手の部分が上に伸ばされていることが多い。持ち帰る場合は紐の部分を持って、箱をぶら下げる。
料亭や寿司屋で食べきれなかった食材の持ち帰りや、帰りが遅くなった家族への詫びの気持ちから寿司を買って帰るなどの意図があったようだ。紐が長い理由は、生ものが入っているので人肌で箱が温まらないようにするため、紐が長いと逆に安定して寿司が崩れないため、とするものが挙げられている。家によっては寝ていた子供が起こされて食べることもあった。
近年はコンビニなどで24時間何かしらの料理が手に入ったり、飲み会で寿司屋や料亭に行くことが少なかったり、普通の箱に変わってしまったり…等の理由で、酔っ払いが寿司折を持ち帰るのはそれほど多くない。創作物では『サザエさん』など昭和の影響が強い作品で登場している。
掲示板
1 ななしのよっしん
2024/11/24(日) 14:33:23 ID: Ir8m81I2eF
寿司折の一種です。
タイトル:酔っ払いが持ってるやつ
2 ななしのよっしん
2024/11/24(日) 16:12:42 ID: yBWr7TqJ/d
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最終更新:2024/12/29(日) 14:00
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