東海交通事業

東海交通事業とは、愛知県に存在する鉄道事業者である。略称はTKJ。

概要

JR東海の完全子会社である。 旧日本鉄道建設公団建設線であった瀬戸線の一部をひきとり城北線として運営している。
JR東海からの受託業務、テレホンセンター、レンタカー事業などもしている。

2024年10月に社名を「JR東海交通事業」に変更し、JR東海のグループ企業であることをより強調する。

城北線

枇杷島～勝川間の路線。もともと日本鉄道建設公団が、都心を通る貨物列車を迂回させるために国鉄瀬戸線として建設した路線であり、複線高架の高規格線であるが、非電化である（愛知県ではここと武豊線のみだったが、その武豊線は2015年に電化されため、以降は唯一の非電化路線となった。）。

一応勝川駅には乗り入れ用スペースが用意されるなど、JR東海も決してやる気がないとはいえなさそうであるが、それでも電化などの投資が行われない理由については関連リンクを参照されたい。

利用者数が少ないため、車両はキハ11形300番台が単行で使用されている（TKJは2両保有）。かつて定期検査などの場合は、JR東海からキハ40を借り受けて運用したこともあった。
列車間隔は30分～60分であり、同時に路線内を走行する車両は１両のみである。

駅番号	駅名	営業キロ	乗り換え・備考	所在地
01	勝川（かちがわ）	0.0	乗り換え：JR中央線 中央線勝川駅から400mほど離れた仮駅で営業しており、直接線路はつながっていない。	春日井市
02	味美（あじよし）	1.7	名鉄小牧線の味美駅とは700mほど離れている。
03	比良（ひら）	4.5		名古屋市西区
04	小田井（おたい）	6.7	名鉄・地下鉄の上小田井駅とは600mほど離れている。
05	尾張星の宮 （おわりほしのみや）	9.3	1991年の第１期開業時は枇杷島からここまで開業した。	清洲市
06	枇杷島（びわじま）	11.2	乗り換え：JR東海道本線

関連動画

関連項目

• JR東海
• 東海交通事業公式サイト
• 城北線がローカル線のままである理由と、完全開業により発生する効果について - 城北線にろくな投資が行われない理由、JR東海の直営にならず子会社である東海交通事業が運営している理由などが詳しくまとめられている。