特別収容プロトコル(英:Special Containment Procedures)とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』において登場する語句である。
特別収容プロトコルは『SCP Foundation』におけるメインコンテンツ、「SCPオブジェクトの報告書(以下、単に『報告書』とする)」において、アイテム番号、オブジェクトクラスの次に位置するセクションである[1]。
当該アノマリーをどのように収容するか、という部分であり、財団世界内では基本的に報告書の中のいちばん大事な箇所である。それがなにかわからなくても(あるいは、収容に携わる職員が、それがなにか「知ってはいけない」場合でも)特別収容プロトコルさえあれば収容はできるからである。よって、この部分は基本的に伏せ字は使われない。手順に伏せ字があっては収容ができなくなるからである。故にこの部分が伏せ字になっているようなオブジェクトは、外宇宙の我々読者視点ではだいたい危険度が一段上がったオブジェクトだと判断できる。
なお、報告書は基本「特別収容プロトコル→説明」の順になっているが、SCP初心者は飛ばして説明から読んでしまっても構わない。「そのSCPはどのようなアノマリーなのか?」は説明に書いてあるからである。故に特別収容プロトコルを律儀に最初から読む必要性はなく、アノマリーの特性を理解してから「だからこういう収容手順をするんだね」と読むとわかりやすいわけである。もっとも、創作として考えると、「特別収容プロトコルに伏線をはってから説明で回収」という書き方をしている作者も多いので、慣れてきたら特別収容プロトコルも飛ばさずに読もう。
特別収容プロトコルはそのアノマリーを適切に収容するだけの手順として定められる。
つまり、収容するにあたって、絶対に欠かしてはいけないものは記されていなければならないし、やってはいけないことや与えてはいけないものなども明記しなければいけないが、逆にどっちでもいいものは書かない。
特にSCP執筆初心者にありがちなのが「不必要なまでに収容コンテナの説明を書く」などがあげられる。例えば人型オブジェクトは大体の場合収容は標準人型実体収容コンテナとでも書いておけば事足りるので、コンテナの説明をくどくど書く必要はない。また、よくわからん儀式類を延々と各事例も散見される。こうした、過度に不必要な収容手順を書くことを『収容ポルノ(Containment Porn)』あるいは『施錠ポルノ(Lock Porn)』と呼ぶ。
特別収容プロトコルは英語では『Special Containment Procedures』と書く。そして、「収容手順173番で管理しているオブジェクト」を指して「SCP-173」と表記する。つまりSCPとは「特別収容プロトコル」の略語であり、「確保、収容、保護(Secure, Contain, Protect)」はあとから作ったバクロニムである。
このため、財団世界内ではアノマリーそれ自体を「SCP」とは呼ばず、公式な表記は「オブジェクト」(あるいはSCPオブジェクト)となる。もっとも、職員たちは非公式に「スキップ(SCiP)」と呼んでいるようだが。一方外宇宙ではSCP-ENの職員でさえも普通に「What's your favorite SCPs?」と平然とアノマリーそれ自体をSCP呼びしている。原義に照らせばおかしいといえばおかしいのだが、発祥言語圏でさえそう書いたり呼んだりしているので日本国内で「アノマリーをSCPと呼ぶのはおかしい!」と目くじらを立てる必要はないだろう。
なお、これまたどういうわけか、『Special Containment Procedures』なのに、日本語では『特別収容プロトコル』と、『プロシージャ』部分を『プロトコル』と訳している[2]。なおかつて存在した非公式翻訳Wikiは「取扱方」としていた。

掲示板
1 ななしのよっしん
2022/04/15(金) 09:26:50 ID: q5/GpAvdtz
おい
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2 ななしのよっしん
2023/01/08(日) 16:41:54 ID: kWHs9MJZ1C
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最終更新:2025/12/06(土) 03:00
最終更新:2025/12/06(土) 02:00
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