艱とは、難しい、悩みという字である。
名前として使われる。
- 姫囏(懿王、? - 前892年) - 西周の第7代の王
- 熊囏(堵敖、? - ?) - 春秋時代楚の王。弟の成王に殺された
漢字として
- 意味
- 悩む、苦しむ、苦しみ、難しい、しがたい、険しい、喪、という意味がある。〔説文解字・巻十三〕には「土、治め難ぎなり」とあって、土地の開墾の難しさをいう字とある。
- 字形
- 形声で声符は艮。艮に立ち戻るという意味がある。
- 音訓
- 音読みはカン(漢音、呉音)、訓読みは、くるしむ、なやむ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 艱患・艱苦・艱嶮・艱難
異体字
- 𡆐は、〔説文〕に「籒文の艱、喜に從ふ」とある籒文。
- 囏は、〔広韻〕に「古文」とある異体字。〔字彙〕に「艱と同じ」とある。JIS X 0212補助漢字。
- 𡆒は、〔集韻〕にある古文。
- 𦫒は、〔字彙〕に艱と同じとある異体字。
- 𡅤は、〔字彙補〕に艱と同じとある異体字。
- 簡体字は艰。
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最終更新:2025/05/13(火) 09:00
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