鴨川デルタ(かもがわ でるた)とは、京都市左京区にある地区の呼称である。
京都市の北の方から流れる賀茂川と高野川の合流地点が▼状の地形となっており、三角形からデルタと呼ぶようになったと考えられる。河川が作り出す三角州からではない。
ちなみに「鴨川」の表記はこの合流地点から桂川に合流して桂川になるまでを指し、北を流れる分は「賀茂川」(さらに源流付近を加茂川とする用例も有)的な習わしとなっており、間違うと「田舎の人は仕方ないですなあ」と体感温度が下がることになる(※法的には全部「鴨川」と区分します)。
「鴨川デルタ」という呼称を京都市民はあまり使わず、近隣の地名である「出町柳」から「出町」などと呼ぶことが多い。
恐らくデルタの辺りを根城とする学生が使っていたものが、森見登美彦による「四畳半神話大系」で具現化し、それのアニメ化でより広まっていったものだと考えられる。
(Googleトレンドで「鴨川デルタ」を調べてみると2008年ごろからポツポツと、2010年ごろから増えていく。)
また「けいおん!」(2011年)、「たまこまーけっと」(2013年)でも登場しているので、そちらのもメジャー化に寄与したのかもしれない。
毎年8月16日に行われる五山の送り火(大文字焼きではない)の五山の一つ「大文字」が見える絶好のスポットではあるのだが、人が集まりすぎて送り火を見るどころではない程にごったがえすので、「いっちょ鴨川デルタで送り火見て、あとは・・・」などとデートプランを立てるとおそらく討ち死にします、要注意。
観光で訪れるなら、一帯にある下鴨神社(下賀茂ではない。正式には賀茂御祖神社)や出町桝形商店街、少し足を延ばして京都御所と絡ませて訪れたい。
下鴨神社を流れる御手洗川が由来だとか。「加茂みたらし茶屋」が有名。
出町商店街にある「出町ふたば」の豆餅は有名で、常に人だかりが出来ている。
製造している「満月」本店はエリアの東の方でやや離れているが、出町商店街でも販売されている。
出町付近から若狭国まで繋がる道は海産物に乏しい京の都に海産物を供する重要な道であり、鯖街道とも呼ばれていた。
そんな訳で出町商店街の「満寿形屋」では美味しい鯖寿司が食べられる。
……がなんと一本で50000。さすがにお高い……と躊躇されると思われるが、うどんと鯖寿司二個のセットで¥1100のメニューも有りこれならリーズナブル?(※お値段は変わっている可能性があります。)
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最終更新:2025/03/11(火) 23:00
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