黒部峡谷鉄道

黒部峡谷鉄道とは、黒部峡谷にある黒部峡谷鉄道本線を運営する鉄道事業者である。関西電力の100%子会社。

概要

もともと、黒部峡谷には資材運搬用の鉄道があり、便宜上旅客も取り扱っていた。その後、1953年に関西電力の鉄道路線となり、1971年に鉄道事業専門の黒部峡谷鉄道が設立されて今に至る。

日本では数少ないナローゲージの路線であり（他には四日市あすなろう鉄道内部線、四日市あすなろう鉄道八王子線、三岐鉄道北勢線のみ）、「トロッコ電車」（愛称）を運行している。

車両は、「普通客車」（窓無し、4人がけ）、「特別客車」（窓あり、4人がけ）、「リラックス客車」（窓あり、3人がけ）の3タイプがあり、「特別客車」「リラックス客車」に乗車する場合は別料金が必要となる。

なお、黒部峡谷が豪雪地帯であるため、冬季は運休となり、線路や鉄橋などの設備は全てトンネルの中に保管される。このため、冬期歩道と言うものが設けられている。

また春に再開する場合はいきなり全線開通ではなく、先に宇奈月～笹平、次に宇奈月～鐘釣、最後に宇奈月～欅平間全線開通と3段階で運行再開を行う。宇奈月～笹平運行時のみ笹平駅に乗降できる。

駅一覧

薄字で書かれている駅は関西電力関係者のみ乗降可。
●：停車　▲：一部停車　｜：通過・運転停車

駅名	旅客列車	接続路線
宇奈月駅	●	富山地方鉄道本線（宇奈月温泉駅）
柳橋駅	｜
森石駅	｜
黒薙駅	▲
笹平駅	｜
出平駅	｜
猫又駅	｜
鐘釣駅	●
小屋平駅	｜
欅平駅	●	（関西電力黒部専用鉄道）

※笹平駅は宇奈月～笹平間運行時のみ一般客も乗降可。

関連動画

関連項目

• 鉄道事業者・路線一覧
• 関西電力

外部リンク

• 黒部峡谷トロッコ電車