内とは、ある範囲・区域の中の方のことである。反対語は外。
また人名である。
人名
日本の姓である。
漢字として
- 意味
- 旧字体は內。
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- うち側、心うち、範囲の中、あいだ、家、部屋、身内、国内、妻、秘密の、仮、婦女子
- (納と通じて)入れる、納める
- (汭と通じて)水が相入る、(枘と通じて)ほぞ
- 〔説文解字・巻五〕には「入るなり」とあり、〔玉篇〕に「裏なり、中なり」とある。
- 字形
- 入り口のある家屋の象形。〔説文〕には「冂に從ひ、外よりして入る」とあって、冂+入の会意とするが、甲骨文や金文は入り口のある家屋の象形である。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、ダイ(漢音)、ナイ(呉音)、2.の場合、ドウ(漢音)、ノウ(呉音)、3.の場合、ゼイ(漢音)。訓読みは、うち、なか、いれる。
- 規格・区分
- 内は常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 内(內)を声符とする漢字には、芮、汭、枘、肭、笍、納、訥、軜などがある。
- 語彙
- 内圧・内謁・内縁・内応・内奥・内外・内閣・内学・内記・内顧・内向・内訌・内妻・内債・内在・内旨・内侍・内視・内書・内緒・内助・内心・内申・内親・内蔵・内臓・内通・内定・内内・内部・内壁・内包・内密・内務・内野・内憂外患・内用・内容・内乱・内覧
異体字
関連項目