必

必とは、中国語圏の人名である。

• 王必（? - 218年） - 後漢末の武将

漢字として

常

必

Unicode

U+5FC5

JIS X 0213

1-41-12

部首

心部

画数

5画

音読み（常用）

ヒツ

訓読み（常用）

かならず

意味

かならず、きっとそうなる、絶対にそうする、～しないといけない、もし、という意味がある。

字形

諸説あるが、金文で弋を必の意味でも使うことから弋と関係があるとする説が多く、また柲の初文とする説が多い。柲は、矛などの武器の柄の、武器を装着するところ。必然の意味は仮借。

柲の象形説、八＋弋の会意で、杙を締め付け武器の柄として強度を上げるとする説、杙を立てて範囲を分ける意とする説、といった説がある。

〔説文解字・巻二〕には「分極^[1]なり」とあって、八に従い弋声の形声としている。弋は音が合わないので八声の形声説（〔段注〕）もある。

音訓

音読みはヒツ（漢音）、ヒチ、ヒツ（呉音）、訓読みは、かならず。

規格・区分

常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

声符

必を声符とする漢字は、佖、𠨘、宓、泌、苾、邲、柲、毖、䏟、珌、䀣、𥁑、祕（秘）、覕、虙、閟、瑟、飶、駜、鮅、䩛、などがある。

語彙

必携・必見・必殺・必死・必至・必需・必修・必勝・必定・必須・必然・必着・必読・必敗・必用・必要

関連項目

• 海外の姓名の一覧

脚注

1. *分極の意味は分ける基準というような意味と解釈されているが、今ひとつ不明。