中国語(中文)とは中華人民共和国、台湾、シンガポールで使われている言語である。マレーシア、カナダなど華僑・華人の多い国・地域でも使用されている。
方言も含めると現在まで母語として話される言語、世界一(約13億人)。
共通語である普通話(北京語)限定で考えても8億7000万人と話者数世界一である。世界の人口の約8人に1人が中国語を母語とする。
インターネット上で用いられる言語としても英語に次ぐ利用者数となっている (参考) 。
日本人は中国国内で話す言語の総称として「中国語」と呼ぶが、中国国内は多民族国家であり方言差が激しく地域によっては国内で全く会話が通じないことがある。中国政府が共通語としている普通話ができない人も多い。
しかし発音が違うが漢字を使えば基本的に意思疎通ができる。会話ができず困ったときは紙を持参し、書くのが良い。
詳細は漢字を参照のこと。
漢字は現在まで使用される中では世界最古の表意文字である。現在は中国、日本、台湾、シンガポールで使用される。
現在の中国では簡体字と呼ばれる簡略化された文字が主流。台湾、香港、マカオのみ古代からの繁体字が使われている。日本の常用漢字は両者の中間くらいである。「繁体字よりは簡略化されているが、簡体字ほどにまでは簡略化されていない」という程度である。(常用漢字の「従」で例えると、繁体字は「從」 簡体字は「从」となる。)
それ故に北京にいる中国人などから見たら日本の現行漢字の方が難しく見えるそうだ。(もんがまえ((門:8画))は门:3画となる。ただし常用漢字の「桜(10画)」は簡体字だと「樱(15画・繁体字の「櫻」に近い)」となるので、必ずしも簡体字は常用漢字より字数が少なくなるというわけではない。 )
アルファベット圏の人などに向けて普通語の発音をラテン文字で表した文字、ピンイン(拼音)がある。(ただし普通話限定)
普通話には四声と呼ばれる発音の区別がありそれぞれの声調は陰平声(第一声)、陽平声(第二声)、上声(第三声)、去声(第四声)といわれる。それによりピンインも「ā」「á」「ǎ」「à」と表記が変わる。特殊文字を出せない環境下では、「a1」「a2」「a3」「a4」のように表記することもある。
たとえば「媽麻馬罵(母が馬を叱る)」はカタカナ表記させれば「マーマーマーマー」になるがそれぞれ四声の発音が違う。(実際の発音は、「Mā má mǎ mà」)
これはあくまで普通話の例であり、とある方言だと大きく九種類に発音が変化する。
なので日本人がメロディーで中国語を聞いたりすると意味がわからなくなる場合もある。
ピンインは一見すれば発音記号よりも分かりやすく、便利なように見えるが、実際にはピンイン独自のルールがあり、「そのまま読めばちゃんとした発音が出来る」というものではない。「書いてあるが発音しない」、「発音する音の字が省略されている」、「ヨーロッパ言語などとアルファベットの発音が違う(巻舌音など)」、「ピンインについている声調符号と実際の発音時の声調が違う」など、実際はかなり複雑であり、中国語学習者でも間違えるのは珍しくない。
中国語を学習し始めるときは、ピンインの読み方を覚えることから始めるのが望ましい。
ピンインは本来は中国本土でのみ使用されているものであるが、パソコンで設定を変えれば、繁体字中国語をピンインで入力することも出来る。設定の仕方はWindowsのバージョンによってかなり違うため、ネットで検索願いたい。Vista以降のOSなら、IMEの設定で即入力できるが、XP以前の場合、言語パックのインストールCD-ROMが必要。
なお台湾では「注音符号(ボポモフォ)」がピンインよりも用いられている。詳しくは当該記事を参照。
p/b、t/d、k/gなどの区別については、日本語や英語が無声音・有声音(声帯振動音の有無)で行っているのに対して、中国語では有気音・無気音(発音時の気息音の有無)で行う。pであれば発音時に鋭い息の音が聞こえ、bだと聞こえない。p, t, kなど、英語で言う無声音に相当するアルファベットを発音する際は、意図的に息の音を出すようにしないと、無声音であってもb, d, gに聞き取られてしまうこともあるため注意が必要である。また、中国語話者が発音するb, d, gを(無声音であっても)p, t, kに誤解することのないよう、聞く際に慣れが必要である。
基本は英語と同じくSVO型であるが一部では目的格助詞(日本語の「が」に該当する)の文字を付け加えることでSOV型の文章にすることが可能である。
簡単な例としては我是日本人(英:I am Japanese.)などがある。
詳しくは、東外大言語モジュール>中国語を参照のこと。
ニコニコ大百科に存在する、中国語の語彙の記事。
ただし日本語の記事にリダイレクトされるのみの記事は掲載しない(「ガソリンスタンド」にリダイレクトされる「加油站」など)。
また「人名」「地名」「企業名」「作品名」等の固有名詞(つまり「特定の何かの名前」)や「料理名」もそれらの一覧記事と被るため掲載しない。ただし「非人哉」など「一般的な語彙だが固有名詞としての意味もある」言葉は掲載する。
掲示板
199 ななしのよっしん
2024/04/14(日) 17:21:46 ID: icZVElGRwN
でもやっぱり常用漢字分だけでも一応わかるってのはかなりのアドバンテージだと思うよ
200 ななしのよっしん
2024/05/19(日) 23:35:13 ID: 2DHWM4IBU4
漢字は気合いで覚えればなんとかなるし、文法はそもそも日本語より簡単
問題は発音
201 ななしのよっしん
2024/05/23(木) 22:48:30 ID: aPdU9dG62e
英語圏の外国語学習者の評価だと
中国語:発音の難易度ヤバい、漢字多すぎ。外来語は地獄。文法楽勝
日本語:なんで文字3種類もあるの? 文法難解すぎ。発音発音楽勝
という意見をよくyoutubeで見る
ネイティブにしてみれば日本語の文法は自由度が高くて、適当に言っても成立しちゃうケースが多いから楽勝に思えるけど、外国人からするとそれが奔放に見えて逆に難しいそうだ
まぁ中国語は発音がほぼすべてみたいなところあるのでそこはとにかく時間と気合いだね
漢字で困らない日本人から見れば発音の壁を突破すれば中国語学習のピークは終わったようなものなので
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最終更新:2024/09/21(土) 06:00
最終更新:2024/09/21(土) 06:00
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