湾

湾とは、陸地に入り込んでいる海面、湖面のことである。

概要

海（または湖）が陸地側に入り込み、周りがほとんど陸地である水域。大きいものから小さいものまでさまざまなものがある。

湾内は外洋と比べ海面が穏やかであることが多く、港になりやすく、漁に向いていて漁村などの集落が立地しやすい。

湾の成立

湾はその成立の仕方によって、陥没湾、階段湾、氾濫湾に分けられる。

有名な湾

アジア

東京湾、伊勢湾、大阪湾、若狭湾、鹿児島湾、杭州湾、ペルシア湾、ベンガル湾、ハロン湾、・・

アフリカ

ギニア湾、・・

アメリカ

真珠湾、ハドソン湾、メキシコ湾、・・

漢字として

常

湾

Unicode

U+6E7E

JIS X 0213

1-47-49

部首

氵部

画数

12画

音読み（常用）

ワン

訓読み（常用）

-

灣

Unicode

U+7063

JIS X 0213

1-63-52

部首

氵部

画数

25画

旧字は灣。

意味

湾、入り込むという意味がある。〔広韻〕に「水の曲がれるなり」とある。

彎を代用する。

字形

形声で声符は弯（彎）。彎は彎曲するという意味がある。

音訓

音読みはワン（漢音）、訓読みは、いりうみ、いりえ。名のりに、みずくま、がある。

規格・区分

湾は常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

語彙

湾碕・湾岸・湾直・湾頭・湾湾

異体字

• 灣は旧字体。JIS X 0213第二水準。

書き換え

• 彎の代用字として使用される
  • 彎曲→湾曲、彎月→湾月、彎入→湾入など

関連項目

• 海