転

転とは、以下のことを表す。

• 転（てん） - 起承転結の一つ。漢詩の形式で転句のこと。
• 転（ころ） - 物を運搬するときに下に置いて動きやすくする丸い棒。

漢字として

常

転

Unicode

U+8EE2

JIS X 0213

1-37-30

部首

車部

画数

11画

音読み（常用）

テン

訓読み（常用）

ころぶ

轉

Unicode

U+8F49

JIS X 0213

1-77-59

部首

車部

画数

18画

意味

旧字は轉。

ひっくり返る、ころぶ、倒れる、ころがる、回る、移る、推移する、運ぶ、伝える、間接的に、いよいよ、うたた、車上の衣裳、という意味がある。

〔説文解字・巻十四〕に「運ぶなり」とある。〔詩経・周南〕の「輾轉反側」の〔註〕に「輾は轉の半なり、轉は輾の周なり」とある。

字形

形声で声符は專。

音訓

音読みはテン（漢音、呉音）、訓読みは、ころがる、ころぶ、ころ、うたた。

規格・区分

転は常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

声符

転（轉）を声符とする漢字には、囀などがある。

語彙

転位・転移・転運・転音・転化・転嫁・転訛・転回・転換・転記・転機・転居・転勤・転句・転向・転写・転職・転身・転生・転籍・転戦・転遷・転送・転属・転達・転地・転置・転注・転々・転倒・転動・転任・転売・転覆・転変・転落・転輪・転炉・転漏

異体字

• 轉は、旧字体で人名用漢字である。JIS X 0213第二水準。2004年に参考字体から人名用漢字に格上げされた。
• 簡体字は转。

関連項目

• 起 - 承 - 転 - 結