SCP-246-JP 単語

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SCP-246-JPとは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

名は『削り削られ』。

概要

SCP-246-JP
基本情報
OC Euclid
収容場所 サイト-8137
著者 aisurakuto
作成日 2019年2月22日
タグ ゲーム
感応
視覚
リンク SCP-246-JPexit
SCPテンプレート

シール剥がしなどに使われるヘラスクレーパー渡り42mmのステンレス製のと木柄から構成され、この柄にはシールが貼られ、剥がせなくなっている。このシールにはコンピュータ基盤に似た文様が発見されており、スクレーパー本体は既製品のそれと変わらないため、スクレーパー自体はそのまま流用し、シール異常性の本体と見られている。現時点でこのスクレーパーを財団は34個も回収している。

このスクレーパーを持つと、周りの物体・人物・動物のありとあらゆるものの上に『HPゲージ』みたいなものが見えるようになる。所持者がこのスクレーパーを使って対を攻撃したとき、このHPゲージは右端から減少するように見える。スクレーパー自体は、対に非異常ダメージしか通常は与えないが、HPゲージを減らされた生物は実際以上の苦痛を感じると報告されている。HPゲージが0になった間、対はいくつかの欠片に分裂して損壊する。物質であれば本来の機を喪失し、生物であればそのまま生命活動を停止する。

スクレーパーを使って減らせるHPについては、材質の耐久力とある程度例するように見えるが、実験から「相手が弱そうに見える」とゲージの減りが大きく、「相手が強そうに見える」とゲージの減りが小さくなることがわかっており、必ずしも実際の材質の強度と例するわけでもないようだ。例えば「衰弱した」と、「『衰弱した』と欺瞞情報を与えられた」のHPゲージは同じようにく減少したと報告されている。スクレーパー以外でHPゲージは減らせないが、補修や治療などで回復は可

事件記録

財団が最初にこのスクレーパーを回収したのは、東京都の路上にて、西口少年(当時13歳)が古川少年(当時14歳)を殺した事件の際に、西口少年が握っていた器がまさにこのSCP-246-JPだったからである。

ただし西口少年はあくまで「古川を殺していない」とする。このスクレーパーを使って何度も古川少年を刺したにも関わらずである。

殺された古川少年西口少年クラスメイトであり、同時に素行のあまり良くないやんちゃ少年であったようだ。しかしクラスメイト教師からの評判は悪くなく、人気があったようで、その彼にターゲットにされ、集団でからかわれるようになったのが、行に及んだ西口少年であった。

西口少年はある日、このスクレーパー美術室近くのトイレで拾得する。このスクレーパーを持つと、あらゆるものの上にHPゲージが見えた。これで試しに便器を何度もいてゲージを0にしたら、ヒビもないのに便器がばらばらになった。西口少年は、その後動きの鈍いにもスクレーパーを、刺しもせず優しくあててみた。それでもHPゲージは大きく減り、何度もペタペタ当てるだけでバラバラになる。西口少年は怖くなったが、「何度も当てるだけでダメージを与えられる」と思うと、1つ古川少年仕返しを企んだ。古川少年部活終わりを狙い、背後からスクレーパー古川少年背中にぶっ刺す。更に続けざまにもう一度。

しかし倒れた古川少年ゲージは、1mmも削れていなかった。ゲージが削れていないということは、古川少年はまったく余裕なのだと。西口少年古川少年ゲージを減らすことに専念した。古川少年HPゲージだけを見て、西口少年は何度も何度も古川少年をスクレーパーで刺した。しかし暗くなっても、HPゲージは半分しか削れていなかった。「ああ、古川を苦しめるなんて、にはできなかったんだ」と。

インタビュアーの財団職員は、「だからあなたは、古川君の殺を否認するのですね」と尋ねる。西口少年は、ゲージが半分までしか減っていないんだから、生きているに決まっている。逃げないとボコボコにされると思って逃げてきたと。血は出てたけど、古川少年はしぶとい。ゲージは残っている。バラバラにさえなっていない。運動部ゆえのタフさを誇るんだと。古川少年を苦しめることができなかった。これが最後のチャンスだったのに――と。

 

 

 

 

 

インタビュアー: [沈黙] 一つだけ尋ねます。ゲージを0になる直前まで削ることは、本当に必要でしたか?
西口氏: じゃあ刺す意味ないでしょ。わかってるくせに……。

SCP-246-JP - SCP財団exitより,2022/06/13閲覧

 

 

 

 

 

……あくまでシール異常性の本体ということは、スクレーパーはなんの異常性も持たない。つまり、普通物ということだ。

人を殺すのに、異常は要らない。人は、物で何度も刺されれば死ぬ

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