E1系新幹線電車とは、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)に在籍した全車両2階建て新幹線車両である。
1994年7月15日に運転を開始した。愛称は「Max」でこれは「Multi amenity Express」の略称である。
東北・上越新幹線の通勤需要増加に対応する目的で12両全てが2階建て車両となったもので、最高速度は240km/hである。
2階建て新幹線としては100系グリーン車・食堂車に次いで2番目だが、全車二階建ての高速列車というのは世界的にも例がなく、これが初めての存在だった。
2階建てという特性上ワゴンによる車内販売ができず、売店や弁当の自販機を設置、2階自由席は3+3の6列シートとして収容力を高めるなど、これまでの新幹線にない特徴を多く備えた。
カラーリングは先輩の200系と異なり、白とブルーを基調に緑の帯が入れられ、その巨体とともに存在感を大きくアピールした。
この車両は6本製造・投入されたが【多客期以外は空気輸送が目立つ】【バリアフリーの視点が欠ける】【売店が遠い】という運行障害や、東北新幹線にて分割・併合する列車が増えたという諸事情を考慮し、重連可能な8両1編成で柔軟な運用ができる後継のE4系が登場した。これにより東北新幹線運用からは撤退し、カラーリングも順次E2系風の白と紺の二色に朱鷺をイメージしたピンクの帯を纏った姿に変更され、上越新幹線にて活躍していた。
1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | 7号車 | 8号車 | 9号車 | 10号車 | 11号車 | 12号車 |
E153-1 | E155-1 | E156-2 | E158-1 | E159 | E155 | E156 | E158-2 | E148 | E145 | E146 | E154 |
2012年4月以降で2編成廃車、一部解体され、その所在が注目されていた。
東北新幹線のE5系5編成追加投入(計16編成)により、東北新幹線から撤退するE4系が上越新幹線に移り、JR東日本の2012年9月29日のダイヤ改正を以て、E1系の定期運用が終了した。プレスリリース3枚目には、下記の通り明記されている。
1994 年 7 月 15 日から 18 年間ご利用いただいてきたE1 系車両は、全ての線区での定期列車の営業運転を終了します(プレスリリース「3.上越新幹線、輸送力増強」より抜粋)
定期運用終了後の2012年10月27日・28日には団体専用列車として「Maxあさひ」「Maxとき」として新潟駅~東京駅間を往復し、これを以て営業運転から引退した。なお、10月28日「さよならMaxとき(東京・上野・大宮・新潟)」号の運転車両はM4編成だった。
この系列は当初600系を名乗る予定だったが、新幹線用の番号のパンクが目に見えていた事もあり「East」の頭文字を付与した。この為600系は欠番となっている。
この「E」をつけるやり方は、E217系を皮切りにJR東日本の在来線新形式にも用いられていく。
JR東日本各駅で使われたタッチパネル式券売機のうち、1990年代半ばに登場したブラウン管を用いた旧型の「準備中」画面に、旧塗装のE1系が使われている。実車がすべて廃車となった現在でも、一部の駅で使われている。
東北・北海道・上越・北陸新幹線及び山形・秋田新幹線の車両 |
200系 - 400系 - E1系 - E2系 - E3系 - E4系 - E5系/H5系 - E6系 - E7系/W7系 - E8系 |
東北・北海道・上越・北陸新幹線及び山形・秋田新幹線の列車 |
東北・北海道: はやぶさ - はやて - やまびこ - なすの - あおば 上越: とき - たにがわ - あさひ 北陸: かがやき - はくたか - つるぎ - あさま 山形・秋田: つばさ - こまち ※下線付きは現在不使用 |
掲示板
提供: やまいも
提供: 奥沢美咲
提供: los
提供: ゲスト ♫
提供: ゆう
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/16(日) 00:00
最終更新:2025/03/16(日) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。