VF-27

VF-27とは、マクロスフロンティアに登場する架空の可変戦闘機である。

ペットネームは悪魔を意味する「ルシファー」

概要

VF-25と同様に試作機YF-24をベースに開発が行われた機体であるが、堅実な設計のVF-25に対し、ギャラクシー船団の持つ高い技術力を生かした数々の改良が行われている。また、同時期に開発中だったYF-29のリーク情報がフィードバックされているため、エンジンの位置などYF-29との共通点が見られる。

一番の大きな特徴は体の大部分をインプラント化したサイボーグ兵士専用の機体としていること。
これにより従来機のネックであった「人体の限界に対する配慮」が大幅に緩和され、無人戦闘機ゴーストを上回るとされるVF-25をも超える超高機動での戦闘が可能となっている。

またYF-21で採用されたBDIシステムのように、操縦桿を用いず思考のみでの操作が可能（ただし予備系統として手動操縦も装備されている）
本来は思考のみでのコントロールは非常に高い精神力を必要とするため実用性が低く、YF-21がVF-22として正式採用される際にも廃止されたほどであるが、本機の場合はパイロットをサイボーグ兵に限定しているため、何ら問題無く運用出来るようである。

武装として、機体の全長ほどの長さがある大型のビームガンポッドを装備。
連発が可能な速射モードの他に対艦攻撃用のハイパーグレネードモードを備えており、大型の戦艦ですら沈める恐るべき破壊力を持つ。
ちなみにファイター形態ではガンポッドが機体底面の中心線を塞いでしまう為、ノーズギアはガンポッドを避ける様な形となっている。

なお本機はマクロス・ギャラクシー船団以外では配備が行われていない。
またギャラクシーは統合軍への本機の情報開示を拒んでいる他、サイボーグ兵士に対する倫理上の問題などもあることから、統合軍内では試作戦闘機・YF-27として扱われている。
その為、他船団でもほとんどその存在は知られておらず、最新装備を有するSMSですらこの機体を知らなかった。

なお作中に一番多く登場する色違いのアンタレス1、ブレラ・スターンが搭乗する機体は特別仕様であり、通常仕様よりも高性能な反面、扱いの難しいピーキーなセッティングがなされている。

関連動画

関連項目

• マクロスフロンティア
• ブレラ・スターン
• VF-25
• 架空の戦闘機の一覧
• ロボットの一覧