フー(鋼の錬金術師)とは (フーとは) [単語記事]

フーとは、鋼の錬金術師に登場する人物である。

概要

ヤオ家に代々使える家系の老人でリンの護衛の1人。同じく護衛のランファンは彼の孫である。

孫と同様に普段は仮面を付けている。一応リンのお目付け役であるが、よく見失っている。理知的でありながらも義理堅い人物であり、孫の手当てをしてくれたノックスに手を合わせて感謝している。

戦闘スタイルは忍者のような白兵戦で、孫に引けを取らない優れた体術を用いた戦闘を行う。武器として薄刃刀を使うが、他にも手榴弾や煙幕、閃光弾なども用いる。

不老不死の法を得ようとする主と共にアメストリスとシンの間にある大砂漠を越えて密入国する。よく行方不明になるリンを探しながらも基本的に彼と同行する。マスタング大佐からお願いされ、濡れ衣により追われるロス少尉のシンへの亡命を手助けするために一時的にアメストリスから去る。
その間にリンがグリードに乗っ取られ、孫が左腕を失ってしまったことを知る。リンの奪還と孫の機械鎧の入手のためエルリック兄弟と別行動をとる（共倒れになることを危惧し、エドワードからの技師の紹介を断った）。

「約束の日」直前にエドワード達と合流する。プライドとの戦いが発生したが、最終的にヴァン・ホーエンハイムの力によりプライドを閉じ込めることに成功する。

「約束の日」には、列車の爆発から生き残り帰還したブラッドレイをバッカニア大尉およびリン（中身はグリード）らと迎え撃つ。しかし、圧倒的な強さを前劣勢を強いられ、最終手段として体に巻きつけた爆弾によりブラッドレイと共に自爆しようと突撃する。それすらもブラッドレイに無効化されるが、バッカニア大尉がフーの体を貫くことでブラッドレイの死角から致命傷を与えることに成功。自身の命が無駄にならなかったことをバッカニア大尉に感謝し、息絶えた。

その後、彼の遺体はシンに持ち帰られ埋葬されたようだ。