ウエストオーバー(Westover)とは、2019年生まれのイギリスの競走馬である。
父Frankel、母Mirabilis、母の父Lear Fan。父は言わずと知れた世界最強馬。母の父はジャック・ル・マロワ賞の勝ち馬で、種牡馬として複数の国で活躍馬を輩出した。
8月5日にサンダウン競馬場の未勝利戦でデビューして勝利を挙げる。
その後はニューベリー競馬場の一般競走、シルバータンカードステークス(L)をそれぞれ2着として2歳を終えた。
3歳初戦は4月22日のクラシックトライアル(G3)で始動。息の長い末脚でじりじりと伸びて前の馬を捉えると、後ろから追い込んできた馬を短アタマ差で抑え込んで2勝目を挙げた。
ダンテステークス参戦の予定もあったが、直行でダービーステークス(G1)に参戦。1番人気はダンテステークスの勝ち馬Desert Crownで、ウエストオーバーは8番人気の低評価での出走となった。レースは中団の内目で進めたが、直線で前が壁となって進路が切り開けず、馬群を捌いて外に持ち出して猛然と末脚を発揮するも時すでに遅し。Desert Crownから離された3着と陣営にとって悔しい敗戦であった。
気を取り直してアイリッシュダービー(G1)に出走。ダービーステークスでの負けて強しの競馬やDesert CrownがキングジョージVI世&クイーンエリザベスステークスへ直行する意向を示したこともあり1番人気での出走となった。レースは逃げ馬の後ろに付けて2番手で競馬を進める。直線では逃げ馬を交わし、後続が詰め寄るもそれを嘲笑うかのように加速して、2着に7馬身差を付ける圧勝でクラシック制覇。前走の雪辱を果たす勝利となった。
この完勝を受け、Desert Crownが直前に回避したこともあり続くキングジョージVI世&クイーンエリザベスステークスでは1番人気に推されたが、逃げの手に出たものの外からBroomeにプレッシャーを掛けられたことが祟り直線失速、勝ったPyledriverから18馬身も差を付けられた5着(6頭立て)に敗れてしまった。その後凱旋門賞でも6着に敗れてシーズンを終えた。
4歳時はドバイシーマクラシック(G1)で始動、JRAのオッズで4番人気に支持された。レースは中団待機から外に持ち出して追い出されるも逃げるイクイノックスを捕らえることは出来ず3馬身半差の2着に敗れた。
ヨーロッパに戻って出走したコロネーションカップ(G1)では1番人気に支持されるも、突き放しあぐねていたところを最後方から末脚を爆発させたEmily Upjohnにあっさり交わされて1馬身3/4差の2着。今回は3着を7馬身半離す好内容だったとはいえ、2戦続けて惜敗した。
その後はフランスの古馬戦サンクルー大賞(G1)に出走。単勝オッズ1.4倍の1番人気という圧倒的な支持を受けた。序盤はTunnesが逃げてウエストオーバーは中団3番手を追走。直線の入口でTunnesに並びかけて早々と先頭に立ち、末脚を伸ばすZagreyを寄せ付けず2馬身差で完勝。アイリッシュダービー以来の約1年ぶりの勝利を挙げた。
| Frankel 2008 鹿毛 |
Galileo 1998 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer |
| Fairy Bridge | |||
| Urban Sea | Miswaki | ||
| Allegretta | |||
| Kind 2001 鹿毛 |
*デインヒル | Danzig | |
| Razyana | |||
| Rainbow Lake | Rainbow Quest | ||
| Rockfest | |||
| Mirabilis 2002 鹿毛 FNo.23-b |
Lear Fan 1981 鹿毛 |
Roberto | Hail to Reason |
| Bramalea | |||
| Wac | Lt. Stevens | ||
| Belthazar | |||
| Media Nox 1993 栗毛 |
Lycius | Mr. Prospector | |
| Lypatia | |||
| Sky Love | Nijinsky II | ||
| Gangster of Love |
クロス:Northern Dancer 4×5×5、Mr. Prospector 4×5
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最終更新:2025/12/13(土) 14:00
最終更新:2025/12/13(土) 13:00
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