サイコロステーキ先輩とは (サイコロステーキセンパイとは) [単語記事]

サイコロステーキ先輩とは、漫画『鬼滅の刃』第36話に登場した鬼殺隊隊士の俗称である。

本名は不明。

お丁度いいくらいの大百科があるじゃねぇか

那田蜘蛛山で鬼と交戦中の炭治郎の元へ何の脈絡もなく突然現れた鬼殺隊の剣士。外見から炭治郎と同年齢程の少年と見られる。手柄を他人に取られることを嫌い炭治郎に「ひっこんでろ」と大口を叩き、「ガキの鬼なら俺でも殺れるぜ」と眼前の鬼を前に日輪刀を構え挑みかかる。

しかし、敵の実力を侮ったのが運の尽き。相手は十二鬼月に名を連ねる下弦の伍“累”という強力な鬼であり、双方の力量には雲泥の差があった。その結果、先輩は累の生み出した鋼糸により身体を蜘蛛の巣状に寸断されサイコロステーキのようにバラバラになって絶命した。

…以上(原作においてわずか4ページ)で先輩の登場は幕を閉じるが、先輩の行動にはツッコミどころが多く読者の間で迷シーンとして語り草となっている。

鬼の背後を取る有利なポジションから突然喋りだす。
隊が壊滅状態という現状を理解しているにも関わらず余裕綽々の態度。
短い登場だが台詞は妙に長い。
清々しいまでの説明口調。
異様な出世欲。
炭治郎に尋ねられてもいないのに自分の出世について語り始める。
「安全に出世したい」と口にし危険な鬼に挑む危機意識の低さ。
物語の大筋にほとんど絡まない(鬼殺隊が給料制という背景設定、敵の技の手口を炭治郎と読者に見せるという役割のみで登場し、その後の物語で先輩の話題が出ることはない)。
私欲にまみれた笑顔で瞬殺される。

等、そのインパクトの強さは単なるかませキャラに留まらないものがあり、アニメ化に期待するファンの声も聞かれる。登場しなくても物語に影響があまりないことからカットされる懸念の声も聞かれる。

なお、第1回人気投票では投票数10票で46位にランクインしている(本名不明のため「累に切り刻まれた隊士」の名で集計されている)。