ザボアザギルとは (ザボアザギルとは) [単語記事]

ザボアザギルとは、モンスターハンターに登場する両生種のモンスターである。

概要

氷海に棲息する両生種「スクアギル」の成長したモンスター。幼体同様に恐ろしく攻撃的なうえ食欲旺盛で生物ならば何にでも喰らいつく習性がある非常に凶暴で攻撃的なモンスター。氷に覆われた氷海の水面を、氷を砕きながら難なく泳ぐことが出来る驚異的な遊泳能力まで持ち合わせている。

体内に溜め込んだ特殊な液体を噴出し、周囲の気体を氷結させることで全身に鎧のような氷を纏うのが最大の特徴。この氷は鎧と呼べるほどの堅く、外敵の攻撃からザボアザギルの体を守っていると考えられている。また、その形状は所々トゲ状に鋭く尖っており、この鎧を利用した激しい攻撃も確認されている。

また、この氷を形成する特殊な液体は攻撃にも転じることが出来るようで、球状や流水状のブレスとして獲物に向けて発射する。この各種ブレスは獲物の体温を奪ったり、凍結させて足止めするために使うようだ。

さらに幼体のスクアギル同様、急激に体を膨張させることもでき、もとの姿が分からなくなるほど大きく膨張する姿を見せることから、「化け鮫」の異名を持つ。その大きさは通常時の数倍にまで膨れ上がり、肥大した体を利用した押し潰し攻撃などで襲い掛かってくる。

スクアギルには生態がいるのではないか？という大方の予想通り、PV4にて初めてその姿を現した。幼体と頭部にあった鏃のような角は退化したのか見られない。代わりに氷の鎧を纏うことにより、それを彷彿とさせる氷で出来た角が出現する。また、幼体ともに姿を現すこともある

モンスターハンターフロンティアGのフィールド「極海」には、同じく鮫（あちらはノコギリザメを思わせるが）のような外見に進化した飛竜アノルパティスが生息している。それだけではなく、水中に潜り背びれだけを出して氷を砕きながら獲物に向かって来る姿までそっくりである。モンスターハンターの世界では、氷で覆われる海に住むには鮫のような外見（あるいはそれを思わせる背びれ）が有利なのだろうか？
同じような特性を持つ両者だが、あちらは生息域である極海のボス的なモンスターとまで言わているのに対し、ザボアザギルの棲息する氷海には、”鋼龍クシャルダオラ”という氷海の頂点に立ちかねない超強力なモンスターが確認されている。ザボアザギルもかなりの実力を持つモンスターに間違いないだろう。しかし、幼体のスクアギルの説明や、確認されているだけで肉食の飛竜フルフルも生息している事を考えると、ここまで成長する個体はかなり絞られると思われ、成長した後も鋼龍という超強敵との熾烈な争いが待っている。・・・ザボアザギルとスクアギルがこの先生きのこるには。