「戦争に負けても、私は負けてない」
シイコ・スガイは、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の登場人物である。
cv:塙真奈美
元連邦軍のパイロット。一年戦争では100機以上を撃墜した「スーパーユニカム」で、「魔女」の異名を持つ。
おかっぱヘアが特徴で、顔立ちや言動からはおっとりとした優しい雰囲気を感じさせるが、戦闘時は普段とは打って変わり、好戦的な性格になる。
一年戦争で自身のMAVをシャア・アズナブルの乗る赤いガンダムに殺された経験を持つ。第二次ソロモン会戦で発生したゼクノヴァによりシャアもガンダムも行方不明になったため撃墜する機会を失い、戦後は結婚して夫の実家があるサイド6パルダコロニーに移住。子供も設けたが、赤いガンダムがクランバトルに出ていると知り、クランバトルで赤いガンダムを倒すため、再びモビルスールに乗る。
ニュータイプに否定的な見解を持ち、「ジオンのプロパガンダ」と評しているが、これはニュータイプに対する「執着」の現れでもある。また、劇中彼女自身がニュータイプである描写も見受けられる。
索敵を行わず相手との距離を詰める戦い方が特徴である。また、彼女の強さの理由の一つとして、彼女が使うスティグマ戦法があげられる。これは相手の機体にフック付きのワイヤーを仕掛け、それを利用し通常では不可能な立体的な機動を行うことを可能とする戦法である。「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」の小説版でシロー・アマダがボールK型で行っていた戦法や、同作のアニメ版でノリス・パッカードがグフカスタムのヒートロッドで行っていた移動法に似ている。相手の機体にはフックによる小さな傷跡が残り、スティグマの名前の由来はその傷跡からきている。この戦法により、一年戦争では性能の劣る軽キャノンでも撃墜数を増やした。
スティグマ戦法と、ガンダムのリバースエンジニアリング機であるゲルググ(正史のゲルググとは全く別の機体)、そして、それに施されたマグネットコーティングが組み合わさった際には、同じニュータイプでガンダムに乗るシュウジやマチュをも圧倒して見せたが…。
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ここから先は重大なネタバレ成分を多分に含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
クランバトルに参加し、赤いガンダムを撃墜することに執念を燃やすシイコはあと一歩のところまで赤いガンダムを追い詰める。しかし、最後の最後でガンダムに背後を取られ、ビームサーベルでコクピットごと貫かれて死亡。その際、ニュータイプ特有の精神空間に現れ、シュウジの願いを察した素振りを見せる。
わずか1話の登場で、その強さと境遇の重さ、そして、(一年戦争を描いた2話を除いて)初めての死者ということもあり、視聴者に大きなインパクトを残したキャラクターである。
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最終更新:2025/12/06(土) 15:00
最終更新:2025/12/06(土) 14:00
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