ドラえもん(キャラクター) 単語


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ドラエモン

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ドラえもんとは、漫画『ドラえもん』に登場するキャラクターである。

当記事ではキャラクターについて解説する。作品全体については記事「ドラえもん」を参照。→ドラえもん

概要

ドラえもんのイラスト

CV:富田耕生(日本テレビ版初代/第1話~第26話)
→野沢雅子(日本テレビ版2代目/第27話~第52話)
→大山のぶ代(テレビ朝日版初代/1979年~2005年)
→水田わさび(テレビ朝日版2代目/2005年~)

この物語の主人公。22世紀のトーキョーマツシバロボット工場で作られたネコ型ロボットで、子守ロボット。のび太の子孫であるセワシが、のび太を立派な人間にしようと送り込んだ。ドラえもんの職業は「特定意志薄弱児童監視指導員」であると、方倉陽二(藤子不二雄(当時)のアシスタント)の『ドラえもん百科』には記載されている(ただし、『ドラえもん百科』は藤子・F・不二雄が監修したものの直接執筆したものではない為か、この設定は原作やアニメなどでは使用された事はない)。

デザインのモチーフはネコ+起き上がりこぼし。締め切り直前までデザインが思いつかなかったため、連載開始直前の予告では主人公であるドラえもんの姿がないという異例の事態となった。

元がギャグ漫画であったため、ドラえもんの設定は前述の『ドラえもん百科』のようにアシスタントなどの他者によって後付され公式化されたもの、時間の経過で消滅したものも多数存在するため、中には散逸している設定を体系づけて説明しようと言うファンも存在する。
またその性格も原作・アニメなど媒体によって結構相違があり、特にアニメでドラえもんを知った人には、原作のドラえもんは「黒い」と感じる向きも少なくない。

そのあまりにも便利な特性から、劇場版(大長編)などでは度々道具を無くしたり本人が壊れたり電池が切れたり…など、お話の都合で酷い目にあっていたりする。というかそうならないほうが珍しいくらいである。苦労人。

基本的にのび太が何か騒動を起こす、もしくはのび太と仲間達の成長と活躍(大長編)などが描かれることが多いため、ドラえもんは基本的にサポートや説明役であり、本人だけが活躍する場面は実は少ない。

設定

前述のように、設定は藤子・F・不二雄が設定したものと、方倉陽二が『ドラえもん百科』で紹介した設定(俗に方倉設定)が混在しており、中には後者の設定が公式化されたものも存在する(ドラえもんの足は3mm宙に浮いている、ドラえもんとドラミは同じ缶のオイルの上下を分かち合っている、等)。また、長期連載作品かつ様々な媒体で展開されている作品の宿命として、各作品や時期で設定が異なる箇所も多い。

ドラえもんの生い立ちの経歴も各媒体でブレがあり、不良品扱いでセワシの家に買われたもの(てんコミ第11巻「ドラえもん大事典」)や、ロボット養成学校の落ちこぼれとして卒業し、ロボットオーディションにて誤って幼き頃のセワシによって買われたもの(短編映画『2112年 ドラえもん誕生』)が存在する。

プロフィール

誕生日 2112年9月3日
身長 129.3cm
体重 129.3kg
頭囲 129.3cm
胸囲 129.3cm
足の長さ 129.3mm(12.93cm)
 

プロフィールは、誕生日を含め各数値に"1293"が含まれている。身長がこのようになった理由は、連載開始当時(1968年)の小学4年生=のび太の平均身長に合わせたからである(現在は、子供の体格が向上した為ドラえもんの方がやや小さくなっている)。

更に、ネズミに驚いて飛び上がる高さも129.3cmで、ネズミから逃げる速さも129.3km/hであり、パワーも129.3馬力である。

身体的特徴

ドラえもんには22世紀の技術を結集した様々なハイテク機構が搭載されている。しかし、「ネコ集めすず」など故障したままのものも多い(耳に関しては聴覚の機能は残っているため音は聞こえる)。尻尾がメインスイッチとなっており引っ張るとシャットダウンされ機能停止する様になっているが、初期のエピソードでは「姿を透明にする」効果になっているものもある。

頭はとてつもない石頭で、大長編『のび太と雲の王国』では最終兵器として用いられた程。しかし、エピソードによっては頭を矢が貫通したりハンマーで頭が変形したりと、身体も含め硬さの描写は一定しない。

手はゴムまりのように真ん丸だが、「ペタリハンド」の効果で物は問題なく掴む事ができる。なおじゃんけんはグーしか出せずあやとりも出来ないが、一方で物を掴む際に手が変形する描写もある。足は反重力装置によって常に地面から3mm浮いているため、靴を履く必要はない。本人も気にしているように短足だが、正座や胡坐の際は作画の都合で足が伸びる。

元々は体が黄色く耳が有ったが、耳をネズミに齧られてしまい損失、それ以来ドラえもんはネズミが嫌いになる(この辺りの経緯は各媒体で設定が異なる、後述)。

その太めの体型からか、似てなかったりタヌキがいない文化圏の人間だったりするのにしばしば初見の人からはタヌキと呼ばれ、その度に「ぼくはタヌキじゃない!」と憤慨する事が多い。特に大長編などでは猫耳を装着していてもゲストキャラクターからタヌキと間違えられるのは恒例で、大長編『のび太と翼の勇者たち』において猫耳もつけずに初見でネコと呼ばれた際は、感激のあまり号泣した。

身体能力

前述の通り、パワーは129.3馬力と大変強力である。これは大型のひみつ道具を楽々と持ち上げている様からも確認することができる。一方で、生身の人間であるのび太と取っ組み合いをしたり、逆にジャイアンに殴られて気絶する事もある。

更に、ロボットだけあってか衝撃には生身の人間より遥かに強く、宇宙空間や深海、高所からの落下にも易々と耐えられる。その一方で機械の宿命として電撃には弱く、大長編『のび太と雲の王国』では落雷によってコンピュータが故障し異常な行動を取り、『のび太とブリキの迷宮』に至っては電撃による激しい拷問の末に故障して、完全に機能を停止した事もある。

性格・好き嫌い

基本的には正義漢で、本来の目的に沿って最愛の親友のび太を助ける面倒見がよい性格であるが、この部分は各媒体によって描写に差異があり、

  • やんちゃで喧嘩っ早いトラブルメーカー(原作初期)
  • のび太とは対等な関係で、のび太を助けつつもしばしば毒舌を吐く(原作後期)
  • 非常におっとりとした親父臭い性格(アニメ/日本テレビ版初期)
  • のび太の保護者的存在で、落ち着いた性格で優しい口調(アニメ/主に大山のぶ代版)
  • のび太の友達的存在で、子供っぽさが押し出されている(アニメ/主に水田わさび版、日本テレビ版後期)

などブレが大きい。一人称は「ぼくドラえもん」と曲名にもあるように、基本的に「ぼく」だが初期のエピソードでは「おれ」も存在する。アニメ版では3代目声優の大山のぶ代の意向により「ぼく」に統一され、以降の作品にも継承されている。

好物はどら焼き。どら焼きに釣られてのび太の甘えた頼み事を聞いてしまったり、ひみつ道具で騒動を起こす事も非常に多い。ただし初登場話など極初期のエピソードでは、餅を好んで食べている。

嫌いなものは前述の理由によってネズミで、ネズミ一匹のために地球を滅ぼしかけた事もある。子年(ねずみどし)を迎えるだけで恐れおののき、ネズミの言葉を聞いただけで震え上がり、ネズミを見かけただけで気絶する事もある。その他、同じネズミ系統であるハムスターも苦手。

生活

普段はのび太の部屋の押し入れを寝床にしている。押し入れにはスペアポケットが隠されており、ドラえもんがいない際にのび太が勝手にひみつ道具を拝借することもあった。

のび太が学校に行っている間は家で漫画を読んだりおもちゃで遊んだり、近所のネコと絡んでいたりと悠々自適にニート生活をしている。時には家事の手伝いをさせられている場合もある。居候の身としては当然だと思うのであるが…。

交友・恋愛関係

交友関係としては、現代においてのび太など野比家の人間や、のび太の友達であるしずか、スネ夫、ジャイアン、出木杉たちと交流しているほか、22世紀の未来においては妹のドラミや居候先のセワシ、ロボット養成学校時代の同級生との交友も見られる(ザ・ドラえもんズ(大山のぶ代版)、パワえもん(CV:真殿光昭)(水田わさび版)、江戸川ドラーズ(漫画『ドラベース ドラえもん超野球外伝』)など)。

恋愛関係としては、22世紀の未来にはノラミャー子(CV:皆口裕子→野中藍)というガールフレンドがいる他、のび太のいる現代では多くの猫とつるんでいるプレイボーイである(勿論失恋パターンもある)。アニメ版では主にミイちゃんという白猫が出てくる事が多い。また、アイドルの星野スミレ、伊藤翼、丸井マリに熱を上げていたり、しずかのお風呂を覗いて興奮したりと、ネコ型ロボットでありながら人間の女性にもそのような感情を抱く変態のようである。それだけリアルな感情をシミュレートできる優秀なコンピュータだという事であろうか。

黄色いドラえもんと青くなった経緯

黄色いドラえもんのイラスト

CV:高橋和枝(テレビ朝日版初代/1980年)
→横山智佐(テレビ朝日版2代目/短編映画『2112年ドラえもん誕生』~短編映画『ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!』)
→水田わさび(テレビ朝日版3代目/2012年)

前述のように、ドラえもんは製造された時点では耳があり、体の色は黄色である。現在の姿になった経緯については複数存在し、

  • ネズミに耳を齧られ、耳を失った姿を見てショックで青ざめた
  • ネズミに耳を齧られ、失意のドラえもんが元気を出すためにひみつ道具「元気の素」を飲もうとした所、誤って「悲劇の素」を飲んでしまい三日三晩泣き続け、その振動で塗装のメッキが剝がれ青くなった(おまけに声もしゃがれた)説

がある。前者は方倉陽二の『ドラえもん百科』で紹介されたエピソードであり、その後大山のぶ代版の「ドラえもんのびっくり全百科」にて紹介された事から公式化された。
後者は1995年の短編映画『2112年 ドラえもん誕生』で紹介された経緯で、こちらは原作者の藤子・F・不二雄が「混乱しているドラ情報、本作が決定版です」と判を押した作品であったが、後の水田わさび版になってからは前者の説が紹介されるエピソード(「走れドラえもん!銀河グランプリ」・「ドラえもんの100年タイムカプセル」)も存在し、設定が錯綜している模様である。

なお、ドラえもんが青色に設定されたメタ的な理由としては、えびはら武司(藤子不二雄(当時)のアシスタント)の『藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 名作秘話編』にて、「カラー表紙はタイトルが赤色、背景が黄色になる事が多く、キャラクターは残った青色にするしかない」と紹介されている。

関連動画

3番目の動画は日本テレビ版初代声優の富田耕生が、4番目の動画は日本テレビ版2代目声優の野沢雅子が演じたドラえもんの貴重な音源である。

関連静画

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関連項目

  • ドラえもん(作品)
  • ドラえもんの関連項目一覧
  • 藤子・F・不二雄
  • ネコ
  • タヌキ
  • うまい棒
  • ポコニャン
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