ヌプリとは、
本項目では2.のほか、「ワッカ」「ニセコ」についても述べる。
2012年の北海道ディスティネーションキャンペーンに伴い運行開始。札幌駅と函館駅を全区間函館本線(通称山線)経由で運行していた。ちなみに運行した目的は北海道新幹線札幌延伸時にどれくらい乗降客がいるかの実証実験らしい。
1986年に山線経由の特急北海・急行ニセコが室蘭本線経由(通称海線)の特急北斗に変更されて以来ローカル線と化していた山線を、臨時列車であるが久々に全線走破する列車である。ただしリバイバルとして1日限り特急北海が復活したり、有珠山噴火の際に室蘭本線が不通になった事に伴う迂回運転や、スキー客の為にニセコ駅以北に臨時特急ニセコエクスプレスが運行されていたという実績はある。
臨時列車や山線の線形の悪さ故に両駅間の所要時間は海線経由定期特急スーパー北斗の最速列車より2時間半以上遅く、下りが6時間46分・上りが5時間56分で結んでいた。また、途中駅でスーパー北斗に抜かれたり、下りのみであるがニセコ駅で30分も停車するといったダイヤが組まれていた。ちなみに特急ヌプリ同士の交換は森駅で行われていた。
使用車両はキハ183系であったが、専用のヘッドマークが付けられたり札幌~旭川間の臨時特急旭川動物園号のような専用のシート(ヌプリシート)が用意された。なお、8月14日・8月16日の上り列車及び8月15日・8月17日の下り列車の4号車はNN183系が代走しており、専用ヘッドマークやヌプリシートは連結されていなかった。
2013年にはヌプリの運行区間を函館駅~小樽駅(函館本線経由)に縮小した代わりに、新たに長万部駅~札幌駅間を函館本線(山線)経由で運行するワッカが設定され、8月10日~25日にそれぞれ1日1往復運転されていた。なお、2013年は北斗が火災事故の影響で減便が発生したことから、これをカバーするため、ワッカに連絡する「ワッカ函館アクセスバス」を函館~長万部間で運行していた。また、火災事故の影響により、ヌプリの使用車両がニセコエクスプレス車両に変更されている。
2014年は、ヌプリとワッカの運行区間を函館駅~札幌駅(函館本線経由)に戻し、かつ函館行きが「ヌプリ」、札幌行きが「ワッカ」となった。2014年8月19日~31日の毎日および9月15日までの金・土・日曜および祝日に運行される。
2015年は運行区間は同じで、2月5日~11日および8月18日~31日に運行される。また、9月5日~11月3日の土休日には札幌駅~長万部駅間で「ニセコ」が運航される。
余談ではあるが「ぬ」から始まる列車名は旧国鉄時代から見ても珍しく、定期列車としては帯広~釧路間の準急・急行・快速ぬさまいが運行されていた程度であった。
比較対象として定期特急北海廃止直前(1986年)の停車駅も記載。( )は2往復中1往復のみの停車。
←札幌駅 | 函館駅→ | |
---|---|---|
1号車 | 2号車 | 3号車 |
自由席 | 指定席 | 指定席 |
ヌプリについてはアイヌ語で山を意味するヌプリから。特に沿線のニセコアンヌプリが有名。
ニセコについてはアイヌ語で切り立った崖を由来するニセコおよび周辺の地域名から。
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/02(木) 00:00
最終更新:2024/05/02(木) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。