ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケとは (ミーナディートリンデヴィルケとは) [単語記事]

ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ（Minna Dietlinde Wilcke）とは、「ストライクウィッチーズ」シリーズの登場人物である。声：田中理恵。

概要

カールスラント空軍JG3航空団所属のウィッチ。連合軍第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ隊長。モデルは「フュルスト（侯爵）」こと旧ドイツ空軍のヴォルフ・ディートリッヒ・ヴィルケ。

坂本美緒やゲルトルート・バルクホルンらと同様に戦前から訓練を積んだベテラン。撃墜数は第2期で200機に達する。彼女は音楽の道を捨て、祖国と大切な人を失いつつ戦い続ける過酷な境遇に立たされたウィッチである。
名目上の原隊すらすでにバラバラになっており実態がないほど。
しかし普段の彼女の顔に微笑みが絶えることはない。ストライクウィッチーズこそが彼女の家族であるのだから…

大人びた風貌と言動、さらに声の田中理恵が当時別のアニメで「年上に見られがちな10代」役で人気を博していたことその他もろもろの理由から「ババァ」呼ばわりされてしまうこともある。

パーソナルデータ

身長：165cm　
3月11日生まれ　18歳（第1期）→19歳（第2期・劇場版）
使用ユニット：メッサーシャルフ Bf109G-2（第1期）→ メッサーシャルフ Bf109 K4 （第2期）
使用武器：MG42
使い魔：灰色狼のクラヴァッテ
階級：中佐
固有魔法：「空間把握」…特定区域内の敵や味方の位置や数、形態の把握が可能。
通称：「スペードのエース」、「女侯爵（フュルスティン）」

欧州大陸から撤退を行った「ダイナモ作戦」の後、ブリタニア空軍ダウディング大将と共に各国のエース級ウイッチを集めた部隊を設立しようと活動し、第501統合戦闘航空団を設立する。各国軍部首脳部とも折衝を行うなど積極的だったようだ。
各隊員を自由にさせる基本理念で501をまとめ上げている。折衝能力に優れており、第2期では501メンバー全員を原隊復帰後再結成するとい命令書をとりつける。これにより強引にロマーニャに向かった一部メンバーの行動が不問になった（501再結成劇にはウイッチでもあるアドルフィーネ・ガランド少将の便宜も大きい）。
中佐というポジションもあいまって501ではもっぱら戦闘に参加するよりもデスクワークが多いので色々疲れがたまっているようだ。上層部や政治家からの横やりもあれば、毎回のごとく面倒事(命令違反)をおこしてくれるメンバーたちがいるからねぇ…。デスクワークをサポートしてくれるような甲斐性持ちもメンバーには見当たらないし…。
普段はおしとやかでありメンバー全員から信頼を受けているが、「怒らせると最も怖い人」という認識でもメンバーは一致している。ルッキーニを震え上がらせ、ペリーヌは「あの目で見られると落ち着かない」と語る。
坂本美緒はリバウで知り合い、ファーストネームで呼び合う間柄である。隊長と戦闘指揮官の間柄上、行動を共にすることが多い。階級の垣根を越えて、いろいろと相談などができることもあってかその仲はまるで夫婦のようなものである。ガリア解放後、連絡を寄越さない坂本美緒につい愚痴めいたことを宮藤あての手紙（レコードですけど）で漏らしている。ちなみに501創設直後、坂本美緒から進言された大浴場導入には懐疑的だった。
とはいえ、大浴場導入後は考えを改めたらしく、エイラからサウナ設置の要望には即答?で良しとしたらしい。
ゲルトルート・バルクホルンはネウロイ侵攻時からの旧友である。バルクホルンの実妹クリスが負傷した時には彼女の側にいた。
第1期8話では視聴者に衝撃を与える過去の事実が明らかになったようであるが、ミーナ隊長はミーナ隊長である。
第1期8話で明かされたエピソードもあってか、航空団内部でウイッチと他の男性兵士たちとの交流は禁じられているようだが、第2期で再結成された部隊ではどういう扱いかは不明である。
味覚が一般の人とは一線を画している様で、ヤツメウナギの肝油やジンジャー・ティーを美味しそうに飲み干した。
第2期7話では尻で撃墜数200機を達成し、柏葉剣付騎士鉄十字章を授与された。
第2期9話では色々な事情も相まって坂本美緒にキスされて「撃墜」されている。…彼氏からはデコチューまでだったようなのでファーストキスだったようです。ご愁傷さまです…。