リライアント・リーガル及びリライアント・ロビンとは、イギリスの自動車メーカー「リライアント社」が生産していた3輪自動車である。
リーガルは1962年~1972年、ロビンは1973年~82年にかけて生産されていた、前輪が1輪で後輪が2輪のFR自動車。
当時のイギリスでは3輪自動車はバイク免許で乗ることができ、扱いもバイクとほぼ同じであったため税金や免許の点で優遇され、労働者の財布に優しい車として人気であった。リーガルとロビンもそんな経緯の中で生産された。
リーガルは約400kgのFRP製ボディを598cc/25馬力のエンジンで動かし、後期型ではフロントグリルが変更され698cc/30馬力に向上したエンジンが詰まれている。
ロビンも約450kgのFRP製ボディを748cc/32馬力のエンジンで動かし、後期型ではフロントグリルが変更され848cc/40馬力のエンジンが詰まれている。
エンジン出力は低く見えるが、FRP製ボディのおかげで軽量なため意外なほどよく走った。現代の軽自動車の最低重量が700kgほどなので、比べるとどれだけ軽いか分かるだろう。
ロビンについてはメーカーによる正式な生産は1982年で終了しているが、根強いファンの声に応えて何度か再生産されている。
主に労働者がバイク免許で運転でき全天候で使用できる足として購入していた。
運転特性として3輪自動車特有の路面のうねりに弱さがある。また、前輪が1輪のためコーナーでのバランスが悪く、ハンドルを切ったままブレーキを踏む事は厳禁。価格も当時のMiniより高かった。
だが、上記のように税金などで優遇されていたため、かなりの数が売れ愛用された。
日本でのリーガルとロビンの印象といえば、イギリスのコメディ「Mr.ビーン」に登場するよく転ぶ車としてだろう。3輪自動車ゆえの不安定さをネタにされ、Mr.ビーン駆るMiniに追いかけられたり避けようとしたあげく転ばされる姿は哀れみを誘う。もっともこれは劇中の演出のためにわざわざ転びやすいようにセッティングされたせいで、本当はそこまで不安定ではない。
しかし「弄られキャラ」としての印象が根付いてしまったのか、イギリスの自動車情報番組「TopGear」でも転びやすさを揶揄されたりスペースシャトルに改造されたりしている。
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最終更新:2024/05/22(水) 06:00
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