拳の峰打ちはただの裏拳です!!とは (コブシノミネウチハタダノウラケンデスとは) [単語記事]

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拳の峰打ちはただの裏拳です!!とは、『まちカドまぞく』の主人公たる闇の女帝、シャドウミストレス優子の魂の叫びである。

概要も峰打ちするから

『まちカドまぞく』の主人公・シャドウミストレス優子こと吉田優子（以下シャミ子）は魔族であり、魔法少女・千代田桃とは血を血で洗う宿敵となる運命…のはずだったのだが、なんやかんやで共闘する羽目になり、なんやかんやで一緒にトレーニングする仲になってしまった。このなんやかんやの部分を説明すると、『まちカドまぞく』の割と濃いめの設定を一から説明しなければならないので省略。

トレーニングの最中、なんやかんやでピンチを演出しなければならないシャミ子に対して、桃が本気で殴り掛かろうとする（シャミ子の尻尾を掴んで逃げられないようにしてまで）。
その時に「大丈夫。峰打ちするから」と言い放った桃に対してのシャミ子の渾身のツッコミカウンターが、

拳の峰打ちはただの裏拳です！！

だった。

シャミ子はボケボケで騙されやすくおばかなキャラだと思われがちだが、なんやかんやで応用力や柔軟性がやたらとある。何より語彙力が凄まじく異様に印象に残る台詞が多い（これは原作者の伊藤いづも先生の作風のせいもあるが）。特にこのやたらと的確で切れ味鋭いツッコミはシャミ子のキャラをよく表しているためか、彼女の代表的な名台詞の一つとして扱われる。

なおこの後、シャミ子はピンチ演出の目的だった「危機管理フォーム」の変身に成功したものの、あまりに真に迫った身の危険のショックで半べそになり「覚えてろ～！」と逃げ帰りましたとさ。因みに、この時に撮られたと思われる危機管理フォームが妹の良子宛に送られるのはまた別の話。