木村文紀

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木村文紀（きむら　ふみかず、1988年9月13日-）とは、東京都出身のプロ野球選手（外野手）である。現在は埼玉西武ライオンズに所属。

本名は「木村文和」だが2009年オフより登録名を「木村文紀」としている。なおどちらも読みは同じ「きむらふみかず」である。⇛「木村文和」でタグ検索

概要

埼玉西武ライオンズ #9
木村文紀
基本情報
国籍	日本
出身地	東京都大田区
生年月日	1988年9月13日
身長 体重	182cm 88kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手(2007年-2012年) 外野手(2012年-)
プロ入り	2006年 高校生ドラフト1巡目
経歴
埼玉栄高等学校 西武ライオンズ 埼玉西武ライオンズ(2007年-)
プロ野球選手テンプレート

埼玉栄高等学校では2年からエースとして活躍したが甲子園出場はなかった。

2006年の高校生ドラフトにおいて、増渕竜義の外れ1位として西武ライオンズに投手として入団。埼玉栄高校出身のいわゆる地元出身選手でもある。入団時の背番号は41。

西武時代

2010年に右肘を疲労骨折し、手術したため一軍での登板はなかった。

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2011年シーズン中盤に一軍に昇格。長田秀一郎や藤田太陽らの不振で層が薄くなっていた右の中継ぎとして起用されて結果を残し、遂に頭角を現す。同年7月31日のオリックス・バファローズ戦、1点ビハインドの場面で2番手として登板、直後に味方が逆転し5年目にしてプロ初勝利を飾った。この試合ではヒーローに選ばれお立ち台にも上がっている。
オフには菊池雄星とともに豪州ウィンターリーグへ派遣されるなど将来を嘱望された投手と見られた。

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2012年は春先に8試合に登板したが5月には二軍落ち。その後は二軍でも防御率5点台と結果が出ず、9月11日に突如外野手への転向が発表された。オフには背番号が51に変更になった。

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2013年は開幕を二軍で迎えたが、坂田遼の故障離脱後一軍に昇格。野手転向後初打席で、野村祐輔からレフトフェンス直撃の二塁打を放った。さらに、野手として3度目の打席では三浦大輔からプロ初ホームランを放った。この1点がこの試合の決勝点となり、野手としてもヒーローインタビューを経験することとなった。

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2014年は100試合に出場。確実性と守備に課題を残したが、61安打の内10本塁打を記録。長打率は.380だった。

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2016年は苦難のシーズンとなった。5月7日に出場選手登録されスタメン出場を果たすが、わずか一週間で抹消されてしまう。6月11日に再び登録されてスタメン出場するが、出場機会に恵まれないままひと月でまた二軍に送り返された。この間に金子侑司が右翼手のレギュラーとして完全に定着したため、9月3日にやっと出場選手登録されたものの最後まで出場機会には恵まれなかった。出場試合数はわずか28試合に留まり、野手転向後初めて本塁打0に終わった。

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2017年は序盤は金子侑司の代わりに右翼手のレギュラーとして出場していたが、金子侑司が復帰した後は守備固めで起用され、4年ぶりに100試合以上に出場した。

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2018年からは背番号を9に変更する。7月1日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦ではプロ初のサヨナラホームランを記録した。

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2019年は右翼手のレギュラーに定着。9月15日の千葉ロッテマリーンズ戦の延長11回裏では左中間に打ったが、外野手守備陣が交錯してボールが点々としている間にそれを見て全力疾走し、サヨナラのホームを踏み、初めてマジックを点灯させた。守備においても活躍し、西武の2連覇に貢献した。自己最多の130試合に出場し、打率.220、10本塁打、38打点、16盗塁だった。

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2020年は90試合の出場で打率.231、8本塁打、33打点、5盗塁だった。

プレースタイル

投手時代、好調時は150km/h台を記録するストレートと鋭いスライダーを武器とする本格派投手。一方で制球力に課題が残り、肘の怪我もありなかなか期待に応えることができなかった。

目標とする選手は同じくプロ入り後に投手から転向して開眼した糸井嘉男である。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
西武	応援歌のピコカキコ一覧#1246	13343

成績

• （2020年終了時点）

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2007年	西武	1	0	0	0	0	0	0	0	.---	6.0	4	3	7	4	6.00
2009年		11	4	0	0	0	4	0	0	.000	27.1	17	25	28	26	8.56
2011年		21	0	0	0	1	0	0	1	1.000	25.0	6	17	11	8	2.88
2012年		8	0	0	0	0	0	0	0	.---	14.0	7	6	7	7	4.50
NPB：4年		41	4	0	0	1	4	0	1	.200	72.1	34	51	53	45	5.60

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2007年	西武	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.---	.---
2009年		11	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.---	.---
2011年		21	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.---	.---
2012年		8	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.---	.---
2013年		11	16	14	1	3	1	1	1	1	0	1	0	1	0	8	0	.214	.267
2014年		100	330	284	34	61	13	2	10	27	16	21	2	20	3	112	3	.215	.380
2015年		49	92	82	12	16	4	1	5	12	1	4	0	4	2	28	0	.195	.250
2016年		28	35	30	4	5	1	0	0	2	1	3	0	2	0	12	0	.167	.219
2017年		105	203	184	26	37	5	1	2	13	7	4	1	13	0	53	5	.201	.256
2018年		75	120	104	18	27	5	1	3	12	7	5	0	10	1	33	0	.260	.330
2019年		130	441	391	46	86	12	3	10	38	16	15	6	24	5	101	3	.220	.270
2020年		90	301	264	25	61	12	2	8	33	5	9	3	18	7	75	4	.231	.295
NPB：12年		629	1538	1353	166	296	53	11	39	138	53	64	12	92	18	422	15	.219	.276

年度別守備成績

年度	球団	守備位置	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2007年	西武	投手	1	0	0	0	0	.---
2009年			11	0	1	0	0	1.000
2011年			21	2	4	0	0	1.000
2012年			8	1	5	0	1	1.000
2013年		一塁手	1	0	0	0	0	.---
		外野手	3	8	0	0	0	1.000
2014年		一塁手	3	12	0	1	3	.923
		外野手	91	150	3	5	0	.968
2015年			47	44	0	2	0	.957
2016年		一塁手	1	0	0	0	0	.---
		外野手	19	9	1	1	0	.909
2017年			101	106	1	2	0	.982
2018年			72	73	0	4	0	.948
2019年			47	44	0	2	0	.957
2020年		外野手	88	136	6	2	1	.986
通算		投手	41	3	10	0	2	1.000
		一塁手	5	12	0	1	3	.923
		外野手	549	719	20	19	1	.975

記録

初登板	2007年8月31日	対東北楽天ゴールデンイーグルス17回戦	フルキャストスタジアム宮城
初奪三振		対東北楽天ゴールデンイーグルス17回戦　礒部公一から
初ホールド	2011年7月26日	対千葉ロッテマリーンズ11回戦	西武ドーム
初勝利	2011年7月31日	対オリックス・バファローズ13回戦
初安打	2013年5月23日	対広島東洋カープ2回戦　野村祐輔から
初本塁打	2013年5月28日	対横浜DeNAベイスターズ1回戦　三浦大輔から	横浜スタジアム
初盗塁	2014年3月29日	対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦　塩見貴洋、嶋基宏から	西武ドーム

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関連項目

• プロ野球選手一覧
• マー君世代
• 2006年度新人選手選択会議
• 埼玉西武ライオンズ