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東浜巨(ひがしはま なお、1990年6月20日-)とは、沖縄県出身のプロ野球選手(投手)である。現在は福岡ソフトバンクホークスに所属。

概要

福岡ソフトバンクホークス #16
東浜巨
基本情報
国籍 日本日本
出身地 沖縄県
生年月日 1990年6月20日
身長
体重
181cm
73kg
選手情報
投球・打撃 右投右打
守備位置 投手
プロ入り 2012年ドラフト1位
経歴
  • 沖縄尚学高等学校
  • 亜細亜大学
  • 福岡ソフトバンクホークス(2013年-)
プロ野球選手テンプレート

小学校2年から野球を始め、中学3年で九州大会に出場。

沖縄尚学高校では3年の春のセンバツでは、防御率0.66と安定感あるピッチングを展開し、チーム9年ぶりの優勝に導く。夏の甲子園では県大会止まりだった。

高校時点でドラフト上位指名候補だったが大学進学を選択し、亜細亜大学に進学。1年から主力として出場し、デビュー戦から3試合連続完封を含む4勝を挙げ、新人賞を受賞。3年秋には松沼雅之の15完封を超える、リーグ新記録の16完封をマーク。通算成績は62試合登板、31勝18敗、21完封。国際大会は1年夏と3年夏の日米大学野球に出場し、4試合登板で防御率1.00。

2012年のドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークス埼玉西武ライオンズ横浜DeNAベイスターズとの競合の末、ソフトバンクが交渉権を獲得。11月30日、契約に合意した。背番号16。

ソフトバンク時代

2013年(1年目)はオープン戦で結果を残し、4月13日のオリックス・バファローズ戦でプロ初登板初先発。しかしアーロム・バルディリスの満塁ホームランなどで6失点し、プロの洗礼を浴びる。 4月18日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でも5失点で初黒星、あえなく二軍落ちとなった。その後二軍で鍛え直し、フレッシュオールスターでの優秀選手賞受賞などを経て、9月23日の千葉ロッテマリーンズ戦で一軍復帰、6回3失点でプロ初勝利を挙げる。シーズン最終戦となった10月5日の北海道日本ハムファイターズ戦では無四球でのプロ初完封を達成し、復帰後は3戦3勝。翌年への大きな期待(と新人王の資格)を残してシーズンを終えた。


2014年は前年の前半戦終盤の活躍から先発ローテーションの一角として活躍が期待され、開幕を一軍で迎えたが、5回4失点KOで即二軍落ち。その後は一軍と二軍を行ったり来たりし、7試合で2勝2敗、防御率3.82とシーズンでは期待を裏切る結果に終わった。しかしシーズン終盤に6回のロングリリーフをこなしたことでポストシーズンはロングリリーフ要員としてベンチ入り。クライマックスシリーズ第3戦でKOされた攝津正の後を受けて7回を投げきり、日本シリーズでは第4戦で3回を投げてホールドを記録、勝利に貢献した。


2015年は春先に谷間で先発するも結果を残せず二軍落ち。9月に復帰して日本ハム戦で白星を挙げたが、6試合で1勝2敗、防御率4.82という成績に終わった。


2016年は開幕ローテーション入りは逃したが、攝津正の二軍落ちでチャンスが回ってくると、5月からローテーション入り。ストレートの威力が増したことで安定した投球ができるようになり、終盤にチーム事情でリリーフに回ったが、初めてほぼ通年を一軍で過ごし、先発ローテーションの一角として活躍した。規定投球回数には届かなかったが、23試合で9勝6敗、防御率3.00の成績を残した。


2017年は開幕から先発ローテーション入り。7月は3勝無敗と活躍し、5年目にして初めて月間MVPを受賞。9月16日の埼玉西武ライオンズ戦では6回1失点と好投し、優勝決定戦で勝利投手となった。最終的に24試合に登板し16勝を挙げ、西武の菊池雄星と共に最多勝のタイトルを獲得した。

クライマックスシリーズでは第1戦に先発するも、ソロホームラン3発を浴びて敗戦投手に。日本シリーズは第2戦に先発、6回に逆転を許して6回途中2失点で降板、勝ち負けつかず。第6戦では登板回避した千賀滉大に代わって前倒しで先発したが、5回途中3失点に終わった。


2018年は前年から打って変わって開幕から絶不調で、5月まで8試合に先発して1勝5敗、防御率4.88という成績で、5月末に右肩違和感で戦線離脱。8月に復帰してからは復調し、負けなしの6連勝でチームの追い上げに貢献した。最終的には17試合に登板して7勝5敗、防御率3.32。


2019年も開幕ローテ入りしたが不調で、5月21日の西武戦の登板後に股関節の張りで登録抹消。6月に右肘のクリーニング手術を受け、そのままシーズンを終えた。7試合で2勝2敗、防御率6.37。

プレースタイル

粘っこく左足を上げるゆったりとした投球フォームから、持ち球はMAX152km/hのストレート・二種類のシンカー(ツーシーム)・カットボール・スライダー・カーブ。

持ち球のシンカーは高校時代から決め球に使っている球種で、SFFのように変化の大きいツーシームであり、亜細亜大学の後輩である九里亜蓮・山崎康晃・薮田和樹も決め球としていて、亜大ツーシーム(亜細亜ボール)と一部で呼ばれている。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
ソフトバンク 応援歌のピコカキコ一覧#321 9322
9322

成績

  • (2019年終了時点)
  • はリーグ最高、はリーグワースト。

年度別投手成績

年度 球団 登板 先発 完投 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率
2013年 ソフトバンク 5 5 1 1 3 1 0 0 .750 28.2 9 25 15 9 2.83
2014年 7 5 0 0 2 2 0 0 .500 35.1 23 30 17 15 3.82
2015年 6 5 0 0 1 2 0 0 .333 28.0 17 23 15 15 4.82
2016年 23 20 0 0 9 6 0 0 .600 135.0 37 100 49 45 3.00
2017年 24 24 2 1 16 5 0 0 .762 160.0 44 139 48 47 2.64
2018年 17 17 2 0 7 5 0 0 .583 103.0 32 83 42 38 3.32
2019年 7 7 0 0 2 2 0 0 .500 35.1 23 26 26 25 6.37
NPB:7年 89 83 5 2 40 23 0 0 .635 525.1 185 426 212 194 3.32

タイトル・表彰

タイトル
最多勝 1回 2017年
表彰
月間MVP 1回 2017年7月

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関連項目

  • プロ野球選手一覧
  • 2012年度新人選手選択会議
    • 高田知季 / 山中浩史
  • 福岡ソフトバンクホークス
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