神曲

1. 神曲（しんきょく）は、イタリアのダンテ・アリギェーリの代表作の詩のことである。本項で解説する。
   

2. 神曲（かみきょく）は、優れた楽曲について称賛の意味で使われている言葉、タグである。本項で解説する。
3. 神曲（かみきょく）は、おにゅうP作詞作曲の初音ミクオリジナル曲。関連動画参照。　→動画記事
4. 神曲（しんきょく）は、BEMANIのアーティスト「あさき」の1stアルバム「神曲」及び、それに収録されている同名の楽曲。　→神曲（あさき）

1.の概要

 ダンテは地獄を九つの圏に分け様々な意匠をこらした地獄を描き、以降の地獄のイメージを決定づけた。

地獄の第一圏は罪を犯さなかった異教徒がすまう所で、穏やかだがさりとて喜びもない。第二圏は暴風が吹き荒れ、第三圏は雨や雹が降り注ぎ地面を泥沼としている。第四圏は吝嗇家と浪費家が互いに大きな岩を転がしてはぶつかり合っており、第五圏は憤怒にかられた者達が互いを傷つけあう。第六圏では異端者が燃える湖で焼かれ、第七圏では暴力の罪を犯したものが、第八圏では詐欺師たちが様々な罪を受ける。第九圏とサタンのいる中心は氷に閉ざされている。聖書と異なり地獄の中心を炎ではなく氷とした理由は、『神曲』では神が主しますのが恒星天の彼方であるから、神の恩寵から最も遠い地獄は最も凍えた場所ということだろう。

2.の概要

当然ながら楽曲の評価軸に絶対的なものは存在しない為、このタグが付いている事が全てのユーザーにとって神曲である事を保証するものではない。こうした評価軸や価値観の違いから、蔑称の意味で「神曲（笑）」などという形で用いられることもある。 

 

2.の「神曲」の価値をめぐる争いについて

前項で記述の通り、楽曲の評価軸に絶対的なものは存在せず、あるユーザーにとっては神曲でも、別のユーザーにとってはそうではない事は当然ながらあり得る事である。そうした価値観の違いから、神曲と言われる事を否定するユーザー、肯定するユーザーとの間でコメントやタグによる言い争いが発生するケースがある。

また、自身の神曲を絶対的なものとするコメントやタグをつけたり、他のアーティストを批判した動画がアップロードされるケースも存在し、こうした動画は言い争いが発生し易い。

こうしたコメントなどが荒れた動画は、純粋に動画を楽しみたいユーザーにとっては楽しみを阻害する要因となるので、ユーザーにおいては他者の価値観に対する寛容な姿勢が求められるところである。

ある意味、タグに「神曲」とつけてそれが外れない動画こそ、全ユーザーが認めた「神レベルの曲」なのかもしれない。。

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• 音楽
• 名曲
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• 神曲が台無し
• 神曲の無駄遣い
• 神曲認定
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• 全世界が認めた神曲