紀伊とは、日本の旧国名のひとつ。現在の和歌山県(一部三重県)の範囲を指す。
古くから木材の産地として知られ、また、平安時代には熊野三山が開かれ、また、空海も真言宗の修業の場として高野山を開くなど、宗教的にも重要な土地となった。
これら宗教関連の文化財が集中する熊野古道は世界遺産にも登録されている。
戦国時代の紀伊国は雑賀や根来などの独自勢力が割拠する状態になり、統一勢力は現れなかった。しかし、それぞれの独自勢力は大量の鉄砲を備えるなど規模に反して強力な戦力を持っており、あの織田信長も手を焼いている。
豊臣秀吉と徳川家康が戦った小牧長久手の戦いの裏側では紀伊の勢力が秀吉の背後を脅かすなどの行動も行っていた。最終的には豊臣秀吉の紀州征伐により諸勢力は平定された。
江戸時代中期の元禄期には有名な商人である紀伊国屋文左衛門も生まれている。紀州徳川家から八代将軍徳川吉宗が輩出されたのは非常に有名である。
版籍奉還により紀州藩は和歌山藩に改称、廃藩置県により和歌山藩も廃止され、さらに県の統合が進み、現在の和歌山県となった。
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最終更新:2024/05/05(日) 18:00
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