間桐桜 単語


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マトウサクラ

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間桐桜とは、『Fate/stay night』に登場する人物である。CV:下屋則子。

概要

ヒロインの一人。また、間桐慎二の妹である。性格はやや引っ込み思案。衛宮士郎の1年後輩で、色々あって現在朝食と夕食を作りに来ている。なお、士郎は気付いていないが、桜は士郎を恋い慕っている。

誕生日は3月2日。2009年はTYPE-MOONの携帯サイト「魔法使いの箱」の1コーナーの更新日と重なった事から、「魔法使いの夜」で忙しいスタッフが、サイトスタッフの依頼を受けて桜の誕生日記念待ち受けを書き下ろしている。

料理上手な士郎に教わっている為、料理の腕は上々。衛宮家の料理担当者三人の中で唯一パン料理が作れる。甘いものが好きで、セイバーほどではないが良く食べる。そのせいか苦手なものとして体重計を挙げている。

なお、イラストの原型は「空の境界」の浅上藤乃。

公式人気投票では後ろ暗い設定のせいか裏表のある性格の為か、はたまた賛否の分かれるエンディングのせいか他のメインヒロインと比べると水をあけられている。
が、2012年に開かれた第2回マイベストキャラ投票では凛やライダーやイリヤを凌いで、なんと4位に輝いた。これには公式スタッフも「・・・・・・・・・・・・・・・・え?」っとおかしいと驚いている。

なお、メインヒロインではあるが、途中からラスボスにジョブチェンジするため、デートイベントがない。代わりにHFではイリヤとのデートイベント(もどき)が存在する

ネタバレ注意 ここから下は、ネタバレ成分を多く含んでいます。自己責任で突っ走ってください。

遠坂凛の実妹でもある。本来、実姉の凛と髪・瞳の色は同じであったが間桐の魔術に身体を無理矢理馴染ませた為に色が変わってしまった。本来の属性は「架空元素・虚数」と呼ばれる属性であり、魔術の家門の庇護がなければホルマリン漬けの標本にされていたほどと言われる希少な属性。
Fate/Zeroでは桜を救う為に第四次聖杯戦争に参加した間桐雁夜という男がいたが…

過去

桜が中学に上がったばかりの頃、校庭で走り高跳びに挑戦する衛宮士郎を目撃。
どう見ても無茶な高さの高飛びに挑戦する士郎を見て最初は失敗してしまえ、諦めてしまえばいい、と思っていたが、何度失敗しても諦めない士郎の姿を見て次第に頑張れ、諦めるな、という応援に変わる。


士郎が弓道部の事故で怪我をした際、桜が衛宮邸に看病に行き始めるようになる。
当初は士郎も遠慮していたが、なかなか諦めない桜に折れて衛宮邸の鍵を渡す。

この時「大切な人から物を送られたのは二度目だ」と喜び、数年間忘れていた笑顔を取り戻す。

その後、衛宮邸に通い続けるうちに桜の料理を笑顔で食べる士郎を見て「この人にもっと喜んでほしい」と思い始めるようになり、藤村大河の性格の影響もあって、次第に人間らしい感情を取り戻すようになる。
(もっとも、当の本人である衛宮士郎は自分の些細な行動が桜の心を救った事などまるで自覚していないが)

弓道の心得はあるものの、あくまで一般人レベル。
恵まれた才能と魔術回路を持つが、次期の聖杯戦争のための魔術師を産み出す胎盤として育てられてきたため、魔術の知識を与えられず(遠坂家の大師父であり第二の魔法使いであるゼルレッチの名も知らなかった)魔力も体内の刻印蟲に真っ先に食いつぶされるために魔術も見習い以下。

しかし、Heaven's Feelルートでは聖杯に巣食う「この世全ての悪」アンリマユと契約(同化)し、実態のない「この世全ての悪」という呪いが彼女の属性である「虚数」によって「影」という形で実体化、間桐の魔術特性である「吸収」と掛け合わさることにより人間を魔力に分解して吸収する捕食行動を開始する。なお、この影はサーヴァントが触れると汚染されるが、かといって並の魔術師でどうにかできる強さでもないので余計に性質が悪い。

なお、この影が実体化する時間帯は桜の意識が希薄になる睡眠時であるため、彼女の明確な殺意によって殺された人間はサーヴァントを除けば慎二だけである。

マキリの聖杯

前回完成直前に至りつつも破壊されてしまった聖杯のカケラ(すなわちアイリスフィールの肉片)が臓硯の手により桜の体に埋め込まれることで、擬似的な小聖杯としての機能を得る。 しかし正規の聖杯とは違い、桜はアンリマユを実体化させる属性を持つため、聖杯に巣食っているアンリマユが桜を通じて漏れ出すようになる。セイバールート、及び凛ルートでは彼女が呪いに抵抗していたためアンリマユが実体化することはなかった(その精神防壁は臓硯曰く「反撃の刃を持たないだけのこの世で最も堅固な要塞」)。

間桐桜

しかし桜ルートでは、臓硯の「勝者が出るとすれば遠坂の娘だろうな(意訳)」という言葉で桜の負の感情を刺激され、少しずつアンリマユの侵食を受け始める。負の感情は少しずつ桜の中で肥大し、それまでは「私は先輩にふさわしくないから素敵な人と結ばれるのならそれでいい」と思っていたが次第に「姉さんに先輩をとられてしまう」「先輩は誰にも渡したくない」といった感情に囚われ、アンリマユをさらに成長させていく。
その状態でも辛うじて自我を保ち、自分と刺し違えてでも臓硯を倒そうと間桐家に乗り込むが、臓硯の策略により間桐慎二を殺害してしまい、桜の心を繋ぎとめていた「まだ自分の意思で人を殺してはいない」という支えを壊され、呪いと同調して自分を人を殺す化け物だと受け入れた結果、マキリの黒い聖杯となる。

Fate/Zero

stay nightの10年前の第四次聖杯戦争を描くFate/Zeroにも登場する。

この時点ですでに遠坂家から間桐に養子に出されており、蟲蔵での魔術の鍛錬という名の虐待を受け続けている。そのため、まだ小学生にもかかわらず常時レイプ目状態であり、感情が希薄である。

桜を助けるために間桐雁夜は命を懸けて頑張ったのだが、それに対する桜の最終評価は小説版では「ワケが分からない」、アニメ版では「馬鹿な人」。どちらでも「お爺様に逆らったからこんなにみじめに死ぬことになった」という理解では一致している。

桜の真の救済はやはり10年後のstay night本編を待たなくてはならない。

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関連項目

  • Fate/stay night
  • Fate/hollow ataraxia
  • Fate/Zero
  • 浅上藤乃
  • TYPE-MOON関連の一覧
  • 遠坂凛
  • 衛宮士郎
  • 間桐慎二
  • 間桐臓硯
  • ライダー(Fate/stay night)
  • 遠坂時臣
  • 間桐雁夜
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