鶴翼三連とは (カクヨクサンレンとは) [単語記事]

_{^{しんぎ　むけつにしてばんじゃく}}

鶴翼、欠落ヲ不ラズ

_{ちから　　やまをぬき}

心技　泰山ニ至リ

_{つるぎ　　みずをわかつ}

心技　黄河ヲ渡ル

_{せいめい　りきゅうにとどき}

唯名　別天ニ納メ

_{われら　ともにてんをいだかず}

両雄、共ニ命ヲ別ツ

概要

鶴翼三連とは、アーチャー（Fate/stay night）及びHFルートの衛宮士郎が使用する、干将・莫耶による投影、投擲、斬撃を一体とした連続攻撃の奥義である。
互いを引き寄せあう夫婦剣としての干将・莫耶の特性と、魔力がある限り無尽蔵に剣を作り出すことができるという衛宮士郎とアーチャーの投影魔術の両方がなくしては成し得ないその絶技こそ、ただ「衛宮士郎」のみが至った極致である。

鶴翼三連にも作品によって様々なバリエーションが存在し、それら全てが鶴翼三連である。
多少の差異はあれど投影、投擲、斬撃の同時攻撃という点ではどれも変わらないため状況に応じて変化するものと推察される。

大聖杯へと向かう士郎を阻むセイバーオルタを超えるために放った鶴翼三連。干将・莫耶の3対からなる。

まず最初に左右から渾身の魔力を込めた干将・莫耶Aを投擲し、鉄塊すら砕く一撃を左右同時に首へと放つ。
この投擲をセイバーオルタは防ぎ、干将・莫耶Aは背後に飛んでいくが、すぐに干将・莫耶Bを投影。
距離を詰め、背後から軌道を変え戻ってきた干将Aと莫耶Bを叩きつける。
干将・莫耶は夫婦剣であるために磁石のように引き合う性質を持っている。そのため投擲が弾かれ背後に飛ばされても、手元の干将・莫耶と引き合い戻ってくる。
3が防がれてもなお残った莫耶Aと干将Bを叩きつける。セイバーオルタはこれすら防ぐが、4連続の同時攻撃を受けてたった1秒、全く無防備になる完全な隙が生じる。
その1秒の完全な隙に干将・莫耶Cを投影。左右から双剣を振り抜く。

つまりどういう事かと言うと、回避も防御も困難な一撃一撃の全てが致命傷となりうる攻撃を全方位から同時に重ね、一瞬の隙を生み出し切り伏せる技であり、士郎はこれによりセイバーオルタに致命傷を与えた。

スタジオディーン制作のFate/stay night アニメ旧作にて、対バーサーカー戦でアーチャーが披露した鶴翼三連。菌糸類によると鶴翼三連はあんなに飛んだり跳ねたりしないらしい。

Fate/unlimited codesでは基本的に士郎のものと同一であるが、3回目の投影で振り抜く時に干将・莫耶がオーバーエッジ化するのが違いである。

戦闘中に使用できるアクティブスキルとして登場。

投影した干将・莫耶を投擲し、ジャンプして空中から振り下ろした斬撃と同時に叩き込んだ後、再び斬撃を振り抜く。_{跳んでるじゃないか}

二対の干将・莫耶を投擲、（クロは敵の背後に転移し）手元に投影した一対と併せて三対の干将・莫耶による斬撃を同時に叩き込む。バゼット戦ではノーガードカウンター戦法によって破られ、アンジェリカ戦では周囲の空間を置換し投擲と斬撃を別の空間に置換された事で回避されたが、美遊兄の鶴翼三連は布石でしかなく、最も信頼する置換魔術という守り方に頼り、転移したクロを見失っていたアンジェリカに投影イガリマの足場ごと貫通したオーバーエッジを突き刺し、勝利する。