「見た?見た?ネコたん!」
トゥイーティー(Tweety)とは、アメリカのワーナー・ブラザーズ制作による短編アニメーション「ルーニー・テューンズ」に登場する鳥のキャラクターである。
「やっぱい、やっぱい、見たネコたん!」
概要
頭に毛が三本あり、手乗りサイズの鳥で種類はカナリアという事になっているが、「トゥイーティー」という固有種の場合もある。ぱっと見はカナリアと言うよりヒヨコみたいな感じである。こんなに可愛い小鳥がメスのはずないという声がありそうだが、自分の事を「ぼく」という通り、性別はオスである。
性格は賢く、物怖じしないが、結構やる事がえげつなく腹黒い事に定評がある。特に自分を食おうとするシルベスターにはあの手この手で仕返しをする。口癖は「見た?見た?ねこたん(1990年ごろは「今確かにねこたん見たでしゅ」)、やっぱい、やっぱい見たねこたん!」、「うっうーあっあうー」である。鳥かごの中にいる時はブランコしながら歌う事が多い。
大きな特徴は口調である。ルーニー・テューンズのキャラクターは各々の喋りに特徴があるが、トゥイーティーの場合は舌っ足らずになっている。これは原語版・日本語版も一緒である。日本語版の場合はさ行はた行で、た行、ま行、ら行はあ行で喋る。しばしばこの口癖は登場人物にも感染っている。
(例)
シチューエションとしては動物園にいる動物の一人であったり、野良の鳥である事もあるが、誰かに飼われている場合もある。その場合はグラニーというおばあちゃんが飼い主となっている。また、その場合にはヘクターと言う犬が一緒場合もある。なお、「シルベスター&トゥイーティーミステリー」においてはこの3匹はグラニーの元で一緒に飼われている設定となっている。
日本語版の声優は現在はこおろぎさとみである。その前、1990年代の「バックスバニーのぶっちぎりショー」では土井美加が担当していた。この2人では台詞の言い回しが若干異なっており、こおろぎ版ではシルベスターにあった際は「見た?見た?ねこたん」が恒例であるが、土居版では「今、確かにねこたん見たでしゅ」となっている。また、舌足らずの点も土井版ではそれ程見られない。「最初にトゥイーティーが出てきた時に言う台詞は?」という質問の答えがどちらかによって、ジェネレーションギャップを判定できるとか出来ないとか
関連人物
- シルベスター(CV:江原正士)
トゥイーティーを狙う黒白の猫。あの手この手で彼を食おうとするもワイリー・コヨーテもビックリな不幸体質のため 、トゥイーティーに一杯食わされる事多数。最初期のデザインと近年のデザインとでは大きく異なる。なお、江原氏はテレ東時代とカートゥーン時代と両方を担当している。テレ東時代の口癖は「うしし」で語尾に「~だの」という癖がある、CNでは「スルメも逆立ち!」である。現行版では高い声での喋りになっており、つばを飛ばすぐらいの破裂音である。トゥイーティーからは「ワウいねこたん」と呼ばれている。 - グラニー(CV:京田尚子)
トゥイーティー絡みのお話では非常に登場回数の多い老婆。声を担当する京田氏はシルベスターの江原氏と同じくテレ東時代も担当していた。口癖は「アーハー!」 歩く時に体が上下に動く特徴がある。彼女が登場する際はトゥイーティーは彼女が飼っているという設定となっている。たまにシルベスターやヘクターも一緒に飼っている設定となるときもある。トゥイーティーは「グアニー」といっている。 - ヘクター(CV:松尾銀三)
トゥイーティーを食べようとするシルベスターを追いかける犬。喋るシーンは少ないが、結構粗暴な行動が目立つ。シルベスターやトゥイーティーと一緒に生活していることもあれば、番犬の役もある。なお、トゥイーティーとは比較的折り合いがよいように思える。
関連動画
初回登場時。
←土井版トゥイーティー、→こおろぎ版トゥイーティー。タイトルは違っていても同じ話
関連項目
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