安倍マリオとは、2016年リオデジャネイロオリンピック閉会式で行われたフラッグハンドオーバーセレモニーにおいての、粋な演出である。
また、初代内核通り大臣としても知られる。
概要
オリンピックは、その年に開催された都市から、次の夏季もしくは冬季オリンピック開催都市へオリンピック旗・パラリンピック旗を引き継ぐフラッグハンドオーバーセレモニーが行われる。リオデジャネイロオリンピックでは2020年開催都市の東京へ旗が引き継がれ、セレモニーでは日本及び東京をテーマとした映像演出及びダンスパフォーマンスが行われた。
多くのスポーツ選手が登場し、1964年東京オリンピックをオマージュした演出から、北島康介氏からボールをリオに届けるためのリレーが始まる。高橋尚子や村田諒太、ハローキティやパックマン、キャプテン翼といった豪華な面々からリレーされたボールは最終的に安倍晋三内閣総理大臣の手元へと渡された。
日本にいた総理はすぐにリオへと向かうため、ある手段を取ることとなる。
あの赤い帽子を手に取った総理は、なんとマリオへと変身、そのまま渋谷へと急行する。そしてスクランブル交差点にてドラえもんと合流、彼が取り出した地球を貫く土管を通って東京からリオへと向かった。
そして、その土管はリオオリンピックのメイン会場であるマラカナンスタジアムへとつながっており、カウントダウンと共に、会場の土管からマリオの恰好をした総理が登場。
これが、主な流れである。
補足・小ネタ
マリオは日本を代表するゲームキャラクターであることに加え、近年はセガのソニックと共演するオリンピック公認のスポーツゲームが発売されており、かねてよりオリンピックとの関係が深かった。
ちなみにこのゲームのリオ五輪版が「ニャニャニャ!ネコマリオタイム」で取り上げられた際、そのコーナー名が「マリオ博士への道」に変わっていたことも。
MARIOとRIOをかけた演出は今回のセレモニー映像でも披露されており、マリオが取り出したパンフレットは折りたたまれた状態では「RIO」だが、裏表紙まで開くと「MARIO」になるというものであった。
また、安倍総理の登場時や、日本のパフォーマンス部分の締めくくりには、スーパーマリオシリーズでおなじみの、あのSEも流れた。ちなみに、帽子のマークは「M」ではなく「TOKYO」となっている。
ドラえもんがマリオを見送るときには、日本とブラジルの国旗を振っている。
文字通り地球の内核を通っていることから、内核通り大臣ともいわれる。
映像においては渋谷-リオ間を土管に入って一気に通り抜けてきた安倍マリオであったが、実際に安倍総理は0泊4日、滞在時間わずか17時間という強行スケジュールの中でセレモニーに臨んだ。
関連動画
関連項目
- リオデジャネイロオリンピック
- 2020年東京オリンピック
- 安倍晋三
- マリオ
- 土管(マリオ)
- パックマン
- ドラえもん
- ハローキティ
- キャプテン翼
- アヴェ・マリア
- マリオ&ソニック AT オリンピックシリーズ
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