激団四季 ~seasonable m@ster~単語

ゲキダンシキシーズナブルマスター
2.6千文字の記事
  • 4
  • 0pt
掲示板へ
パートの担当Pを開しました。(2012 11/17 update)

椅子の背もたれに負荷をかけ、大きく背筋を反らせる。
を通る音と薄らぐ違和感にわずかな快感を覚えながら、
視線天井からデスクに戻した。
的な肩の荷は、すでに消失している。胸中はさほど片付いていないが、
それはおいおい整理されていくのだろう。
ブックスタンドに挟まった、雑にめられた書類や本がに留まる。
正確には、その中に有った随分分厚くなってしまった一冊。
それを引き抜き、渾然とする感情に促されるまま表をめくった。

2011年デビューPVP合作チーム

メドレー合作 Seasonable M@ster

この動画は、アイマス動画制作者達が集まる「デビューコミュニティ」で行われる単位の同期合作とは異なり、2011年デビュー/再デビューを果たした作者達による「2011年デビューPVP」という一際大きな規模の合作である。この制作者たちのユニット名が「四季」である。「四季」は組,組,組,組の4ユニット、そしてメドレーを組み立てるサウンドエンジニア及び各ユニットサムネイルを受け持つイラストレーターから構成されている。

春夏秋冬四季折々の風景モチーフにしたメドレー形式のPV合作コンセプト。 前述の各4チームは担当する季節をテーマにした楽曲をセレクトし、その季節をイメージしたim@sコラボPV制作。 さながらミュージカル劇団のレビューのように、4本のメドレー動画を順序開していく。

がどのパートを作成したかは動画投稿後に開される。開されました。(2012 11/17)

これは最初の頃だったか。に留まったのはくたびれたライブハウスで笑いあう二人が写った一葉だ。右も左も分からない世界で、 それでもがむしゃらに進み続け、ようやく掴んだ最初の成功。今となればお世辞にも上手いと言えない方法も、きっと必要不可欠な経験なのだろう。 思わず笑みがこぼれる。今でも、この時の気持ちを忘れずに居れているのだろうか。

不意に気配を感じて視線を移す。二人分の湯気珈琲の香りがそこにあった。まさかこんな日にここに来るなんてね。でも、来るんじゃないかと言う気はしていた。写真差す。覚えているだろうか、この写真は炎下の中、初めて大きな成果を勝ち取ったあの日を切り取った物。を細めて懐かしがるのを見て、過去の共有ができている事に少し安堵した。

ページをめくる。 この頃のは随分写真が少ない。 何故を問いかけて、む言葉が返ってきた。 もちろん覚えているよ。べようもいほど忙しくなって、同時にお互いの考えがすれ違ってしまった頃だった。 すぐに問題はほぐれたけれど、これも大事な宝物だ。なにせこの時期がかったら今の二人はいと思うから。 珈琲を一口すする。広がる苦味が、後悔を忘れるなと言っているように感じた。

デスクの上に、数葉の写真が投げられた。 ああ、もう現像してきたのか。ならばと新しいページに差し入れた。 奮冷めやらぬあの熱気。あの震え。あの感動。生涯忘れることはいと思う。 駆け抜けるような短い時間で、良くぞここまで、ようやくここまで、とも感じる。 今胸を占めるのは、倦怠感とそれを上回る充実感。そして、最でくすぶる果てのない渇望。 出掛かった言葉を冷めた珈琲と共に飲み下す。 もう、時の鐘は鳴ってしまったのだから。

Sound Engineer
みにこんP
やっすんP(
Writer
うぇいP(動画説明・本記事Short Story
storchP(本記事本文)
しぇるP(本記事デザイン

アルバムを閉じる。
りを楽しむには、もう遅すぎる頃合だ。
二人分のカップを受け取ってに沈めてから、二人で事務所を後にした。
分かれに差し掛かってから、不意に思いついて手を差し出した。
握手を交わす。笑みを交わす。
去り行く姿を見届けた後も立ち止まったまま、を見上げた。
明日から、新しい日々が始まる。
ただ、もう少しだけ。このまま余韻に浸っていたかった。

【スポンサーリンク】

  • 4
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

WhiteCUL (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: mochachip
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

激団四季 ~seasonable m@ster~

1 ななしのよっしん
2012/11/17(土) 16:42:28 ID: liR7StZJCp
かったし、楽しかった!皆さんです!!
👍
高評価
0
👎
低評価
0