申とは、以下のことを表す。
十二支
十二支の第9位で年月日、時刻、方位などを表す。十二方位は南西偏西、年は西暦で12の倍数の年、夏暦では7月、時刻は午後3時から5時を表す。
人名
- 申侯 - 春秋時代申国の君主(侯爵)
- 申不害(? - 前337年) - 中国春秋時代の法家
- 申耽(? - ?) - 後漢末・三国時代魏の武将
- 申儀(? - ?) - 後漢末・三国時代魏の武将。申儀の弟
- 申相玉(1926年 - 2006年) - 韓国の映画監督
その他
漢字として
- 意味
- 稲光、伸びる、重ねる、重ねて、述べる、あくび、戒める、(呻と通じて)呻吟する、という意味がある。〔説文解字・巻十四〕には「神なり。七月、陰气體を成し、自ら申束[1]す」とある。
- 字形
- 稲光の象形で、神の初文。稲光から伸びる意味がある。十二支に用いるのは仮借である。
- 〔説文〕に「𦥑(キョク)に從ひ、自ら持するなり。吏は餔時(ホジ)[2]を以て事を聽く。旦(あした)の政を申(の)ぶるなり」とある。
- 音訓
- 音読みはシン(漢音、呉音)、訓読みは、もうす、かみ、のびる、さる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 〔説文解字〕では部首として扱われ、𣍃、臾、曳が属す。
- 声符
- 申を声符とする漢字には、伸、呻、坤、胂、神、紳、電、陳、䰠などがある。
- 語彙
- 申告・申述・申申・申請・申奏
異体字
関連項目
脚注
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