「落日と黎明の天使達」とは、わっけいん氏により連載されている長編Novelsm@sterである。
「雪月花事件」を同時系列上の様々な登場人物たちの視点を通じて描いている作品である。
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※※注意※※ |
わっけいん氏のNovelsm@ster短編作品同様、サブキャラたちを巧みにストーリーに絡ませているのが特徴。
コミック本編の世界観に原作ゲームの世界観を融合させ、違和感を感じさせずにストーリー構成を行っている。
まあ、立ち絵に関してはわっけいん氏がこの世界に引き込まれたあの人の影響とかあるので仕方ないかw。
誰かにとっての大事件はそれを意図していない別の事件が引き起こすもの、そんな不条理を描いた物語である。
あらすじ
DNAプロダクションの敏腕Pである女神Pは、所属アイドルではないものの「幸運エンジェル」を気に懸けていた。
リーダーであり、プロデューサーでもある東豪寺麗華の真摯で純粋なところに惹かれていたのである。
だが、幸運エンジェルを気に懸けていた理由はそれだけではなかった。
純粋すぎるが故の脆さ、これを危惧していたのである。
また四獣王Pがプロデュースするデュオ「ムクチャー」も幸運エンジェルが互いを補い合うところに惹かれていた。
ユニゾンの完成度を追求してきた彼女らにとって、幸運エンジェルのやり方はまったく新しいアプローチであった。
そして、それとはまったく異なる目で幸運エンジェルを見つめる冷徹な目があった。
いや、その目は遠大なる目的のために捧げられる生け贄としてしか幸運エンジェルを見ていなかった。
果たして、彼女たちに冷徹な視線を投げ掛ける持ち主、西園寺美神の狙いとは何なのか。
一見すると、苦楽を共にしたかつてのプロデューサーの教えに反する行動の真意は...
一方、雪月花のリーダーである雪(雪代巴)は、自らの歌への思いを封印していた。
メンバーの月(最上葉月)、花(花戸小鳩)から不満の声もあったが、雪は雪月花であることを選んでいた。
「雪代巴の歌」は雪月花の作り出すイメージにはそぐわないと感じていたのである。
自由に羽ばたける羽根を持ちながら、それを自ら封じた雪。
自らの歌を唯一披露できる場所で、雪は歌への思いを強く持つ天才少女と邂逅した...
西園寺美神は自分の計画を実現させるため「美肌ユニット」を育てていた。
その方針は完璧に作り上げられた「アイドル(偶像)」であり、メンバーはそのイメージ通りに演じていた。
西園寺美神の理想とするアイドル、そしてアイドル界を作り上げるため、着々と地場を固めていく。
「花鳥風月」「花吹雪」そして「雪月花」のメンバーたちは与えられた指示を次々にこなしていった。
その結果引き起こされる出来事がどんなことになるのかなど、誰も想像していない中で賽は投げられた。
概要
「アイドルマスターrelations」に登場するライバルユニット「魔王エンジェル」誕生のエピソードを扱う長編作。
純真・清楚イメージだった「幸運エンジェル」の「堕天」は既に幾つかノベマスがあるが、雪月花事件の解釈が新しい。
また、DNAプロダクションを独自に解釈・設定追加し、そこに連なる人々の物語が新たな側面を生み出している。
サブキャラもコミック本編に登場したお馴染みの藪下幸恵Pや佐野美心に留まらず、ゲーム本編由来が多い。
ゲーム本編のオーディションにその名が登場する「真最強P」「女神P」「四獣王P」「美肌P」などが脇を固めている。
アケマス時代からのプロデューサーならニヤリとすることだろう。
また、ノベライズ作品とコミカライズ作品での関連性が希薄な西園寺プロダクションにも連続性を持たせている。
社長を務める西園寺美神の目指す理想のアイドルとは?それを妨げるものとは?
彼女の思いこそがこの物語を突き進める原動力になるのである。
関連動画
| 第一話 |
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関連項目
- わっけいん
- 魔王エンジェル/幸運エンジェル
- 雪月花
- レッドショルダー
- 藪下幸恵/佐野美心
- 東豪寺プロダクション
- 西園寺プロダクション
- DNAプロダクション
- 如月千早
- アイドルマスターrelations
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