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KGB48とは、旧ソ連によって集められた偉大なるアーティスト達である。
概要
我々ソビエト共産党を支持する芸術家には、その後の近代芸術に影響を大きく与えた人物を多く輩出している。演劇演出の大家たるスタニスラフスキー、映画技法モンタージュ理論・カットバックの生みの親たるエイゼンシュテイン、20世紀最大の音楽家と評されたショスタコーヴィッチ、などなど、これも社会主義の偉大さを世に知らしめるものである。
こうした背景には我々ソビエト連邦共産党の多大な支援があってのものである。特にエイゼンシュテインが監督した「戦艦ポチョムキン」では動員された人数から、ここまで読んでくれた同志達にも、社会主義の偉大さと書記長同志と指導部の類稀なる叡智と指導力を知ることが出来るだろう。
そしてこの共産党指導部の目となり耳となってくれている、KGB（カーゲーヴェー・ソ連国家保安委員会）の精鋭を集めて結成されたユニットがKGB48である。
だが、これには正統かつ偉大な理由がある。
先ず一つ目に、KGBの職務の一つに芸術作品に対する検閲がある。この検閲作業は人民に対する教育と娯楽を兼ねた高度な芸術作品を提供するという、KGBで無ければ出来ない仕事である。よって、当局の検閲担当職員に要求される審美眼は高度なものであり、KGB職員にもそうした芸術への理解が無ければならないということから、KGBでは日夜芸術に対する学びを怠らない。
二つ目に、普段の防諜という職務を遂行するに辺り芸術の知識が必要だからである。KGBは職業軍人で構成されており、少なからず訓練学校で習った立ち振る舞いから、一般市民のみならず反国家的思想を持つブルジョワジーや芸術家にも察知されやすい。特に、共産党指導部に対する批判やサボタージュを芸術を介して訴えようとする面々から、察知されずに防諜・監視活動に勤しむ為にも、芸術的技能に長けた人物とならねばならないのだ。
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