『Video Killed The Radio Star』(邦題:ラジオ・スターの悲劇)とは、イギリスの音楽グループ、バグルスの代表作である。
概要
J・G・バラードの短編「音響清掃」に影響を受けたトレヴァー・ホーンは曲の主題をノスタルジーに据え、1960年代の技術革新、過去を忘れたくないという願望と、現代の子供達に過去の良さがわからないことへの落胆を歌った物となっている。当時、メディアといえばラジオが主流であったがテレビに取って代わられたのは周知のとおり。皮肉なのか、MTVで放送された、栄えあるPV第一号がこの曲だったりする。
バグルスのバージョンは全英チャートで1位を獲得し、『The Age of Plastic』ではピアノのコーダを追加して収録されている。生演奏がされたのは1998年のZTTショーケースと意外にもリリースしてから大分経ってからであった。日本では洋楽ファンは勿論、他アーティストがカバーしていたバージョンや、『グランド・セフト・オート・バイスシティ』のゲーム内ラジオ中、『東京ラブ・シネマ』の挿入歌として耳にした人も多いだろう。2004年にはNHK教育の番組「天才てれびくん」内の「ミュージックてれびくん」で日本語訳カバーされたので子供の頃に聴いたことがある人も多いのではなかろうか。
また、タモリ倶楽部の『空耳アワー』では“by machine a new technology”の部分が「前橋が見えてきたら自慰」と聞こえるという投稿が2007年4月13日に紹介され、同コーナーの優秀作品を振り返る「空耳アワード2008」にノミネートされた。
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