シュビムワーゲン(Schwimmwagen)とは、ドイツが第二次世界大戦中に開発、運用した水陸両用車である。
Schwimmwagenは泳ぐ車の意味。
概要
キューベルワーゲンをベースとした水陸両用車で、水上走行の為にバスタブのような車体を持ち、後ろにエンジン動力を利用した跳ね上げ式のスクリューが装備されているのが特徴。
エンジンは1131ccに排気量を拡大したものに換装され、エアクリーナーやマフラーを高い位置に配置。
水辺の不整地でも走破出来るように4WDとなっている。
水上で故障した場合の保険として、車両両側面にオールが装備されていた。
1940年にドイツ陸軍兵器局がキューベルワーゲンを基にした水陸両用車の開発をポルシェに依頼し、1940年中にTyp 128が完成。少数が製作され、工兵部隊へ配備された。
翌年にはボデイ寸法をコンパクトにし、幅広タイヤに変更した改良型のTyp 166が開発される。
先行生産車での試験を経て、1941年秋から本格的に生産を開始し、敗戦まで14276台が生産された。
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