マノン・ルグランとは (マノンルグランとは) [単語記事]

マノン・ルグラン(Manon Legrand)とは、カプコンの対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズに登場するキャラクターである。

概要

所謂お高く留まったおフランスの女性キャラ。
子供の頃から柔道に取り組み、入賞暦もある。現在では世界大会で優勝するほどの実力者。また動きに舞踊のバレエの動きを取り入れている。
現在はファッションモデルを本職としており、ランウェイにおいてもトップクラスの存在感を示している。
移動式の遊園地が私有地に来ている、使用人を長く雇用していることから、ケン・マスターズや神月かりんに匹敵するセレブだと思われる。
美の追求のため、また母親から教えられた「強さ」の証明のため、世界の他流試合に戦いを投じることになる。

同じく『スト6』の新規キャラのマリーザとは柔vs剛、天才肌vs努力家、痩身vs 筋肉などいろいろ対照的。ストーリーモードではお互いにトリを飾るライバルとなっていて、戦いを楽しむマリーザに理解を示すようになる。

キャラクター性能

ゲームでの性能としては端的に言うと『投げキャラ』であり、密着付近から投げ・打撃の二択を仕掛けていくのが本旨となる。

投げキャラといえばザンギエフを筆頭とした巨躯が想像されるが、彼女はそのモデル体型を生かしたリーチの長い技が目白押し。女だてら、体格で負けない地上戦を展開できる。
また、中段や下段の性質を持つ必殺技も多く、ガードを崩す能力も豊富。それら翻弄し、隙を見て近寄り、間合いと威力が優秀な投げ技を狙うキャラクターとなっている。
特に投げ技に関してはラウンド持越しで強化が継続するメダルレベルが存在し、投げ属性のある必殺技を決めるごとに上昇。上昇するほどコマンド投げのダメージが増加し、最大値のレベル５に到達すれば体力の1/3オーバーを持っていく超弩級の主力となる。

特にこのメダルレベルを利用した複数ラウンドに跨ったゲームメイクが立ち回りの要となる。
単純に優勢であれば、メダルレベルはおのずと上がっていくので対戦相手にリスクの大きな対応を迫り続けることが可能となる。
逆に劣勢に追い込まれても、とりあえずメダルレベルを上げておけば次のラウンドがあれば強化が進んだ状態で仕切り直しての逆転を狙える。
勿論、投げ技以上に打撃技が優秀なので、敢えて投げ技を絡ませないまま速いテンポで試合を畳んでしまうということもあり得るため、対戦相手に自身のラウンド間戦略まで読み合わせることが出来る点も武器と言えるだろう。

反面切り返し技に乏しく、相手にペースを握られると反撃が難しくなっている。
打撃技のコンボが伸びにくいため、火力・SA ゲージ増量は平時ではそこまで光るものがない。あくまでコマンド投げが絡んだ状況での高火力キャラということで安定性に欠くところ。
立ち回りで言えばドライブラッシュの性能が最低クラス。短い・遅い・技出すとブレーキが強くかかるの3重苦であり、マノンを想像以上に“動きが硬い”キャラとして印象付けるポイント。