10歳の保健体育とは、一迅社文庫より出版されているライトノベルである。
著者は「秋桜の空に」、「東京皇帝☆北条恋歌」などでおなじみ竹井10日、パンチライラストに定評のあるイラスト担当は「かのこん」、「れでぃ×ばと!」などで有名なXEBECの高見明男。どうみてもジャポニカ学習帳な表紙なのが特徴。
周りを流がしていく主人公・姫武静姫を中心とした日常を描くハートフル歳の差ラブコメディ。10歳の保健体育というタイトルではあるが、登場人物は幼女ばかりというわけでもない。というか、1巻時点では登場キャラ6人に対して幼女2人しかいなかったんだからね!ドラマCD1作目でははみる以外の幼女の出番なかったし。
作者もさすがに幼女成分が足りないと思ったのか、3巻からは少しずつ幼女が追加されている。
竹井10日ライトノベル作品でも特に下ネタとハイテンションギャグが自重していない作品である。作者曰く「秋桜の空に」に近い作品なので古くからの竹井ファンにも楽しんでいただける作品とのこと。
10歳の保健体育というタイトルが同じく一迅社より出版されているハウツー本シリーズ「30歳の保健体育」とものすごく似ている本作であるが、これはかつて一迅社で「ひまわりのチャペルできみと」のビジュアルファンブックを出版した時の担当さんが「30歳の保健体育」の担当をしていた縁からこの「10歳の保健体育」をタイトルを快諾してもらったという経緯がある。その後、「つまり1周して普通の小学校の授業ですよね、それ」と正しく突っ込んでいただいたらしい。(1巻あとがきより)
一つ坂学園に通う高校1年生で本作の主人公。男でありながら黙っていればサラサラロングヘアーの女の子に見えるという中性的な顔立ちをしているが、ひとたび口を開けば破天荒な言動や下ネタで周りを惑わす残念なお方。こんな性格でありながら、放っておくと女の子に一目ぼれされる美青年(イケメン)でもあるらしい。幼馴染の翠蓮曰く「エロゲー主人公みたいな生活をしている」。
彼がこうなってしまったきっかけは静姫が10歳の時に交通事故で亡くなった自身の姉・静菜にあるらしいが…?
自身のかわいさには自信を持っており、幼馴染や幼女が相手でも「まあ、俺の方がかわいいけどな」と張り合う。
余談だが同じ作者の「東京皇帝☆北条恋歌」に同姓同名の魔法使いが(名前だけ)登場している。
とある出来事がきっかけで静姫をお兄ちゃんと呼び慕う10歳の女の子。つっこみ役兼メインヒロイン。基本的には純真無垢で素直ないい子なのだが、いい子すぎて危うい一面も。実は母親から柔道を教わっており、作中では暴漢を撃退したり、静姫に固め技を決めたりしている。
10歳幼女組では数少ない1巻から登場しているキャラ。
姫武家の隣に住んでいるお金持ちの女の子で静姫とは幼馴染でありクラスメート。つっこみ役兼メインヒロインその2。巨乳で縦ドリルヘアーでツンデレ。本来はお嬢様然とした女の子らしい女の子なのだが静姫に影響されたため、言動や行動がお嬢様とは思えないものになってしまっている。…はずなのだが、3巻辺りからは巻を追うごとに普通の女の子らしくなってきている。
静姫とは元恋人同士であり、本人も「付き合ってたけど、別れたんですわ!」とのこと。でもツンデレ。
翠蓮の友達。筋肉ムキムキで巨乳という体つきでありながら甘ロリ、ゴスロリなどかわいいものを好む女の子。筋肉ムキムキなため、自転車で電車と並走して見せたり、ボウリングの球でボウリングのピンを破壊したり、椅子を破壊したりできる怪力の持ち主。
ちなみに、作者のイメージでは最初から田村ゆかりボイスだったようで、ドラマCD収録の際に実際に声を当ててもらったら本物はイメージ以上にかわいくなった、とのこと。(5巻あとがきより)
一つ坂女子学園に通う高校3年生で静姫のいとこのダダ甘お姉ちゃん。両親の海外赴任をきっかけに姫武家に居候することに。学校では生徒会長であり人前では才女を演じてはいるが、人の見ていないところではひたすら静姫をダダ甘やかすダダ甘お姉ちゃんである。
先祖代々病院をやっている鮎川家のお嬢様ではみるのクラスメート。当初は転校してきたはみるをいじめていたが…?
10歳幼女組でははみると同じく数少ない1巻から登場しているキャラ。10歳なのに生意気にも胸の自己主張が激しいので静姫におっぱいを揉まれたりする。「ひらめえええええええええええええええ!!」
なお、「鮎川」が苗字で「宮澤」が名前であり、この名前は誤植ではない。本人も誤植と思われるのはあきらめているらしい。
一つ坂女子学園との交換生徒としてやってきた女の子。男子を軽蔑していて規律を重んじる風紀委員…というのが表向きの顔で、その本性は筋金入りのドM。事あるごとに静姫に脅されてビクンビクンしているのだが、最近は脅している側が正論を言っていたりすることも。女装静姫に惚れていることからレズの可能性も…?
なお、ドラマCDで和恋役を演じている日笠さんは「地獄に堕ちて欲しいですっ!」のセリフがお気に入りらしく、このセリフを言うとすっきりするとのことだが、作者はこんなエキセントリックなキャラの役をお願いしていいのかとドキドキしながらお願いしたらしい。
ジュリエット・姫武・ゼッターロッシュ(じゅりえっと・ひめたけ・ぜったーろっしゅ)…声:東山奈央
静姫の父親の再婚相手の連れ子(10歳)。イギリスの名門、ゼッターロッシュ家の娘で静姫からみると義理の妹。当初は母親が再婚することを嫌がっていたが、静姫を見るなり一目ぼれ、静姫を追いかけて日本についてくる。
初登場である3巻でこそ出番も多かったが最近では作中随一の空気キャラであり、日本でのクラスメートに外国人だから空気が読めないと無理やり空気にさせられる空気キャラ。
お淑やかで成績優秀で外交官の娘で飛び級少女という伝説上の生き物…のような10歳の女の子。静姫のクラスに飛び級で入ってくる。当初は真人間かと思われたが4巻後半にてナチュラルボーンストーカーであることが発覚。それ以降、クローゼットの中、床下収納の中など姫武家の様々なところから登場するようになる。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/06(月) 16:00
最終更新:2024/05/06(月) 16:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。