SCP-1500とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『Zachary Callahan (ザカリー・キャラハン)』。
SCP-1500 | |
基本情報 | |
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OC | Safe |
収容場所 | サイト-17 |
著者 | Anaxagoras |
作成日 | 2012年2月27日 |
タグ | テレパシー 人間型 植物 精神影響 自律 記憶影響 |
リンク | SCP-1500 |
SCPテンプレート |
SCP-1500はZachary Callahan(以下はザカリー、ザックと表記しよう)となのる白人男性。……というより、私が説明するまでもないだろう。なぜならあなたの友人のザックなんだから。今のザックは皮膚のメラニンが葉緑体に置き換わっていて、光合成を行えるようになっている。ずっと放置されていれば細い繊維上のものを地に張って養分と水を吸い上げる。最初のザックはふつうの人間然とした、緑色の肌の男だった。病院で血液検査結果から樹液よりも糖濃度が高いと判明し、財団に収容されてからも日々セルロースの細胞壁が出来たりと植物に性質が近づいていった。これにより損傷を受けやすくなっていることから、彼は体の変化が終了するまでほっといてほしいと言うので、今はザックは収容室内で静養している。だから、ほら、彼の意を汲んで、ここは帰ってほしい。
SCP-1500 | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Keter |
収容場所 | サイト-17 |
著者 | Anaxagoras |
作成日 | 2012年2月27日 |
タグ | テレパシー 人間型 植物 精神影響 自律 記憶影響 |
リンク | SCP-1500 |
SCPテンプレート |
上記の記述はカバーストーリーである。本当はこいつはもとからバケモノであり、人間であった時期など無い。のっぺりとした、緑灰色の皮膚と大きく膨らんだ腹部を持ったヒト型生物であり、四肢は長く、多くの関節を持ち、皮膚は金属光沢を持ち、1.2GPaの張力を持つ。感覚器官を表面に持たず、食事も呼吸も睡眠も必要としないが、人間に近い五感を有すると推測され、SCP-1500の視界に入ったものは頭痛・吐き気・恐怖感を感じながら200-530秒間苦しみ、その後意識を失う。目覚めるとSCP-1500がその人にはあなたの親愛なる友人、ザカリー・キャラハンに見えるという寸法だ。
被害者の記憶は改ざんされ、SCP-1500は少年-青年時代からの親しい友人だと思い込まされる。そして人間に見えるだけでなく被害者はSCP-1500とコミュニケーションを取れるようになる。記憶処理を施しても、SCP-1500が人間に見える効果はなくなることはない。このため、上記のカバーストーリー部は「ザックはデリケートな状態だから保護しているよ」「これはザックの望みでもあるんだよ」と伝えることが目的になっている。
これだけでもだいぶ危険なのだが、真に恐ろしいのはこの効果が年々強力になってきたことである。財団はSCP-1500を封じ込めることで、こいつの視界を制限し、被害者を減らせると考えたが、SCP-1500は収容房からはるか遠くの国の政治的・軍事的な権力者や財団の関係者を中心に精神影響を及ぼせるようになってしまっており、かつそれまで友人だったのが、むしろ親のようなザック、生き別れた兄弟のザック、かつての恋人のザックと更に深い関係に及んでいる。現在、SCP-1500の影響下にある人間は約23000人と見積もられている。彼らが、親しい肉親や友人・恋人を救いたいと思ったとき、そしてSCP-1500が収容違反したとき、SCP-1500は何をするのだろうか。
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最終更新:2024/05/26(日) 20:00
最終更新:2024/05/26(日) 20:00
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