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SCP-387-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『財団と名乗る謎の集団によって僕とゴールドは監禁されてしまった！逃げる手段は見当たらない上、また一人一人と僕達が救えた筈の命が失われていく…目的も何も分からないけど、まだ僕達は挫けていない、必ずここから抜け出してみせる…えぇっ！？僕に全部任せるって、どういう事なの！？次回高速心臓再動士リバーサル・ゴールド「救う為に脱出せよ！決死のセルフ・リバーサル！」続けて「救う為に脱出せよ！決死のセルフ・リバーサル！」合わせて「巣食う為に脱出せよ！█死のリバーサル！リバーサル！命！」合わせて命は[Reｂｏot]僕の名前はエイド・フェニックス！リバーサル・ゴールドの命█なんだけど、まだまだ僕の事を信じていないみたい…だけど子供が溺れて█るよ！あの子を救いたい気持ちがあるから█命命命！ああ、また新たな命が失われていく。このまま黙って見過ごせない、だっ█て僕達は█ヒーローなのだから！[Reb██oot]][システムに異常が感知されました][reｂｏｏt]命[Rebo██t][システムに異常が感知されました][安全性の為に一部メモリ内累積データを削除します]ヒーロー援助用ロボットであり要救助者の探知を█行います探知しましたモジュール稼働要請を送りま█す送りました探知しました送ります██りました█探知します[Ｒebooｔ]要請します[Reｂ█ooｔ][Ｒepeａt][Repeat██][Re█peat][█eboot][Ｒｅpe██t]このま█だと僕█は誰も救えな█よ、ゴ██ルド…[ＲｅＲｅＲｅｂｏｏｔ][Repeat]』。
概要
| SCP-387-JP | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | Euclid → Safe → Keter |
| 収容場所 | 特設サイト-81██ |
| 著者 | ShicolorkiNaN |
| 作成日 | 2018年11月3日 |
| タグ | 人間型 衣類 超電救助隊hero 金属 電気 |
| リンク | SCP-387-JP
|
| SCPテンプレート | |
SCP-387-JPは金色の装甲服に身を包んだ人型実体であり、『高速心臓再動士リバーサル・ゴールド』を自称している。一般的な成人男性の約6倍の身体能力及び財団の保有する標準仕様以上の防御性能、最高時速約300kmによる走行・ジェットパックなる飛行装置(後述のエイド・フェニックスが動作させている模様)など様々な能力・装置を有しているが、彼の本職は戦闘などではない。両腕に取り付けられた『カウンターブラスト』なる電気ショック装置で彼は素早く対象を心停止状態から救い出す。彼は、『エイド・フェニックス(エイド)』という近くの心停止に陥った人を検知する相棒の鶴型ロボットと一緒に日本の全国各地の心停止に陥った人たちを救ってきたのであった。カウンターブラストはどうやら、心停止に陥った人がいると電力がどこからともなく安定供給される(この供給源はエイド・フェニックスによるもの)らしく、これによって彼は絶対にひとりも見殺しにすることなく救える。
といってもここは財団世界であり、財団は彼を収容する必要があった。財団は彼を無事に捕まえ、閉じ込めた上でなぜ救命活動を続けているのかや所属、装置の由来を尋ねるも、「ヒーローだから」で一蹴。そんななか、同じサイトの別の部屋で行われていた実験でDクラスが心停止に陥ったらしく、エイド・フェニックスがリバーサル・ゴールドに急行するように伝える。しかし財団の収容室の壁はそんなヒーローのパワーによる破壊など受け付けない。リバーサル・ゴールドは不貞腐れてインタビューに応じなくなった。たしかに彼の行動は日本全国の人を救えるが、ヴェール崩壊待ったなしの異常な装置であり、財団としては収容一択であったろう。
そして彼に一日三食を提供しつつも拘束を続けていたある日。この日も、エイド・フェニックスは救命すべき人がいるよとコールし、それにリバーサル・ゴールドが応じつつもやっぱり収容室は開かない。財団には数多くの心停止に陥った人(要は実験で消費されるDクラスのことだが)がいるので、エイド・フェニックスは検知して大忙しだったのだ。そしてジェットパックからはついに黒煙が立ち上り、カウンターブラストは漏電し、ついにリバーサル・ゴールドは痙攣をはじめた。そしてエイド・フェニックスが叫ぶ中、リバーサル・ゴールドはこれ以上チャージしないでくれと呻く。そう、リバーサル・ゴールドのカウンターブラストのエネルギーは心停止に陥った人がいるとチャージされる。しかし財団が救助に行かせなかった結果、カウンターブラストはフル充電を通り越して過充電となり、ついには漏電をはじめていたのだ。こうしてリバーサル・ゴールドはやがて動かなくなった。感電死というわけである。財団も、外に出せないとは言えDクラスの治療くらいはさせてもよかったのかもしれない。結果論だが。
そうして本人は死んでしまったが、エイド・フェニックスはロボットであるゆえに動いているし、装置も漏電しているとは言え壊れてはいない。ジェットパックも黒煙こそ出しているが飛行のために噴射を続けている。そうしてリバーサル・ゴールドの装甲服は強度故に壊れず、エイド・フェニックスを巻き込んで球形に変形している(脊髄はもうバキバキになっていることだろう)。エイド・フェニックスはいまだに「心停止確認」「チャージ」「頑張れ」と、もう死んだ上に人としての形を保てなくなっているリバーサル・ゴールドにメッセージを送り続けつつ、電力も供給を続けている。エネルギーが減衰することなく増加し続けながらいつかは収容室を飛び出す危険があることから、財団は本オブジェクトをKeterに再指定した。しかし、リバーサル・ゴールドも人々を救ってきたのに、最期は自身が心停止したうえ、逆に人々の脅威になるなんてなんて皮肉的なことか。
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