(もぎき)とは、日本の苗字である。北海道に一世帯存在する稀少姓。一昔前は徳島県にあった苗字だとも言う。
(十の二画目をはねた文字)という非常に特殊な文字を使い表記する。「木」の文字の両側の払いを除いて出来た文字だという(「木」は、行書体では縦棒をはねる)。
永らく読みが「もぎき」であるか「もげき」であるか「えだなし」であるか(すべて「木」の文字から払いが取れたことから由来する読み。もぎき、もげき→「もげた木」 えだなし→「枝無し」から、「木」から払いがとれたことを意味する)判然としなかったが、2010年7月18日に放送されたフジテレビ系列の番組「熱血!平成教育学院 夏休み突入ガチバトル 漢字キング決定戦SP」で、この苗字の人物が出演し、「もぎき」と名乗ったことから、「もぎき」が正しい読みであることが判明した。
苗字研究家の丹羽基二はこの苗字は鈴木から転じたもので、は神の宿る聖なる神木(=鈴木)を文字にしたものであるという説を唱えていた。
なお、電話帳には「」ではなく、「十」という表記で掲載されているという。
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