ダイハツ・ロッキーとは、ダイハツが1990年から1997年まで生産していたライトクロカンタイプSUVである。そして、2019年にクロスオーバータイプSUVとして復活している。本来は全く別物の車であるが、同じ名前である便宜上、本記事では後継車として扱う。
概要
初代
1990年発売。
ダイハツ・タフトの後継車であるダイハツ・ラガーのバリエーション車種として誕生。
ラガーと部品の多くを共有しており、リアショットのみ見ると判別が付きにくいモデルであった。
エンジンはアプローズと同じ1600ccを搭載、トランスミッションは5速マニュアルのみの設定だった。
1992年には一部改良を実施。
トランスミッションにオートマチックを追加した。
1993年にはマイナーチェンジを実施。
フロントのデザインが一新されたほか、カンタベリーとのコラボレーションモデルが追加された。
1997年にはラガーともども生産を終了。海外では2002年まで継続販売されていた。
2代目
2019年発売。
トヨタとの共同開発により、コンパクトカーサイズのクロスオーバーSUVとして生まれ変わった。エンジンは新開発の1000cc3気筒ダウンサイジングターボであり、新型トランスミッションのD-CVTが組み合わせられる。D-CVTの詳細はCVTの記事へ。
2021年11月にはライバルである日産のe-POWERに極めて似た「e-SMART HYBRID」システムを2WDモデルに搭載。1200cc3気筒エンジンで発電し、78Kw(108ps)の電動機を駆動するシリーズハイブリッドである。ストロングハイブリッドながら車両価格を210万円代からに抑え、ガソリン仕様との価格差も28万円少々にとどまっている。e-POWERとほぼ同じワンペダルドライブを実現。アクセルペダルのオフでブレーキが掛かり、ブレーキランプが点灯する。慣れれば右足の踏み変え回数を最低限でドライブ可能。
それに伴って2WDガソリンエンジン仕様も1200ccNAとなり、1000ccターボは4WDガソリンエンジン仕様のみとなった。
トヨタでも「トヨタ・ライズ」として各販売店で、ダイハツ・ロッキーの兄弟車として販売される。
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関連項目
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