ダウンフォースは空力によって発生する自動車が地面に押さえつけられる力である。
概要
簡単にいえば、飛行機の翼を上下逆さまにすれば、本来飛ぶための上向きの力(揚力:リフトフォース)がそのまま下向きの力になる。そのため、自動車にこの逆さまの翼をつけて走れば、下向きの力で車体が地面に押し付けられる形になり、大きな安定性が得られる。さらに、コーナーにおいて強大なグリップ力を生み出すことができ、驚異的なコーナーリングスピードを実現できる。
さらに、自動車ならではの効果として、地面と車体の間の隙間を流れる空気流を効率よく抜くことによって強力なダウンフォースを発生するグラウンドエフェクトが発見され、F1を初めとするレーシングカーの設計においては当たり前の要素となった。いまや、市販車にもそれらは応用されつつある。
もちろん、ダウンフォースはウィングやボディ形状で発生させるに限らず、強制的にファンで吸い出すという手もある。これをやってしまったのがF1のブラバムBT46BとCan-amのシャパラル2Jである。詳細はそれぞれの記事を参照→ブラバム、→シャパラル2J
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関連項目
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