ミリオンスロットとは
- 「クイズ世界はshow by ショーバイ!!」に登場する、獲得ショーバイマネーを決めるためのスロット。
- 三洋物産が販売したパチンコ機。
本項では1.について解説する。
概要
1988年~1995年までに「クイズ世界はshow by ショーバイ!!」に導入されていたスロット。
解答者がボタンを押すとストップし、獲得するショーバイマネーが決まる。
開発はタイトーが行っており、ゲーム化の際もタイトーが関わっている。
止まる出目によって獲得する金額が変わり、5萬、10萬、20萬、30萬、50萬の5種類が初期から存在した。放送第一回目には解答席側のスロットにも100萬が存在したがすぐに削除された。確率的には20萬が最も出やすくなっている。出目の操作は一切していないのだが度々奇跡が起こる(逸見が「5萬出ろ!」と言った直後のスロットで本当に山城が5萬を出すなど)。
途中で山城新伍対策として「横取り40萬」が登場し、他人から40萬を横取りするシステムが成り立ち、ショーバイマネー100萬以上(時価100万円相当のゴールドプレート獲得)を中々出さないようなルールになり、面白みが増した。初期は途中で100萬を超えた解答者からは横取り不可能だったが後にこのルールが撤廃され「ラストスロット終了時点で100萬以上」がゴールドプレートの条件となった。複数人達成者が出た場合は全員が獲得できる。
司会者席には最終問題に正解した人の為に「ラストスロット」があり、この出目には100萬が入っている。これを一発で止めることが出来たらたとえそれまでの売上金が0萬であってもゴールドプレートが獲得できるというルールであり、実際に野沢直子が達成している。その回は連続で100萬が出現し、半ば伝説となっている。
1992年にラストスロットに「破産」という出目が登場し、これが出ると全額没収されるという悲劇が起こった。
福澤朗時代にスーパーミリオンスロットになった際、「差し上げ25萬」が登場し、不正解すると25萬を誰かに支払わなければいけないというルールまで追加された。
更に、ミリオンスロット末期にはラストスロットに「200萬」が登場したが、出した人は福澤以外一人もいない。
番組の衰退や逸見政孝の死去で逸見方向から脱却し、視聴率も低迷していったため、ルール変更が大幅になされるなどして結果、1995年に「show by ショーバイ2」となった際に撤廃された。
長年、日本テレビ系列の番組対抗番組として放送されてきた「スーパークイズスペシャル」にもミリオンスロットが採用されており、特に本戦のラストクイズで各チームが決勝進出を賭けて挑戦したスロットでは横取りや高額カード獲得による数々のドラマが生まれた。とある回では決勝最後のスロット直前で総合司会の板東英二が「ちょっと待ったー!」と割り込みCMを挟んで引き延ばしを行った。これが現在のテレビ界の悪しき風習の一つである「山場でCMを挟んで番組を引き延ばす」行為の始まりである(少なくとも本番組ではそれまでコーナーの合間などの切りのいい場面にしかCMを挟まなかった)。
スーパークイズスペシャル初期では決勝戦終了後の余興として「ゴールドプレート争奪戦」が行われていた。ルールは至極単純で、全チームが1回ずつ司会者席のミリオンスロットを回し、最も大きい金額を出したチームにゴールドプレートが贈呈されるというもの。複数のチームが最高金額を出した場合はサドンデス方式で1チームになるまで繰り返す。
BGMと効果音の一覧
- スロット時のBGMは、「get up and go」(GO-GO'S)の一部分と、最後のかけ声を使用。
- 横取り40萬の「テーレテッテテー♪」という効果音は「パロディウスだ!」のルーレットカプセル獲得時のもの。
- 他分かる方追記を
関連動画
近年ではミリオンスロットの出目を自作したり、ミリオンスロットのソフトを作るサイトが存在する。
ニコニコ動画でも、素材がいくつか存在しパロディ化される要素抜群である。
とくに「横取り40萬」のニヒルな表情がお気に入りな人が多いようだ。
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