スピンファクターヘヴィグラヴィティ(SpinFaKtor Heavy Gravity)とは、ヨーヨージャムがかつて販売していたヨーヨーの名である。
概要
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https://twitter.com/KAMON_Yammani/status/1250328170588295169
2005年発売。
外周部に新素材・ヘヴィグラヴィティを採用した機種。
ヨーヨージャムの金属リム機種は、その高性能から多数のプレイヤーから支持を得ていたが、一方当時7500-8000円程度と高価なものだった。
フルプラスチック機種は2000-3000円程度の安価なモデルが登場していたが、性能不足は否めなかった。
そこで、金属リムとプラスチックの中間の価格・性能を持つヨーヨーとして開発が進められた。
こうして開発されたのがヘヴィグラヴィティである。
これはプラスチックに金属粉を混入することで比重を上げたもので、金属の塊に比べて安価に作れるという特徴がある。また、形状も金属よりは自由に作ることができる。
製造面での利点の他に、手に当たったときに痛くないことや、表面がさらさらしているためグラインドトリックにも適していることなど、性能面でもいくつかの利点があった。
金属リムでは傾きにくすぎて使いづらい、という人やプレイスタイルにも向いており、特にルーピング機種にはこの性能がありがたい。
2005-6年にかけて様々なヘヴィグラヴィティ機種が発売されたが、本機はストレートバタフライ・ハイブリッドスターと「ヨーヨージャム・スピーダー」の系統を採用している。
価格は5500円程度であり、「中間」というコンセプトに見事に答えていた。
こうして、スピンファクターHGはフルプラスチック・金属リムの中間に位置するヨーヨージャム第3の軸となる予定であった。
しかし運悪く、同時期に起こった金属価格の高騰に巻き込まれてしまい、ヘヴィグラヴィティの「低価格」という特徴がなくなってしまった。
そのため、惜しまれつつも生産終了となった。
現在では、ミドルエンドモデルは内蔵金属リムモデルや中国産フルメタルが担っている。
派生機種
コッパーヘッド
金属粉に銅を使用したバージョン。そのためリム部分が赤茶色である(通常のHG素材は黒)。
通常のヘヴィグラヴィティよりも比重が大きいため、回転力向上に貢献している。
しかし、この頃銅価格の暴騰があり、価格が6000円以上と金属リムと大差なくなってしまった。
そのため短命に終わると共に、「金属相場に弱い」というHG素材の弱点が露呈することになった。
スピンファクターHGエクストラ
80個限定生産。通常のスピンファクターHGよりさらに比重の大きなHG素材を使用している。
関連機種
- ヨーヨージャム・コッパーヘッド
- ヨーヨージャム・スピンファクターHGエクストラ
- ヨーヨージャム・マタドール
- ヨーヨージャム・レリック
- ヨーヨージャム・K-OS
- ヨーヨージャム・K-OS Extreme
- ヨーヨージャム・OSHG (試作品のみ存在)
形状のモデル
関連動画
関連項目
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