ラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders, LV)はネバダ州ラスベガスに本拠地を置くNFLのチームである。AFC西地区所属。Wikiではラスベガス・レイダーズと表記されているのだが、濁らないほうが検索でヒットする件数が多いのでレイダース表記とする。恐らくはどっちも正しいのだろうけど。
設立年 | 1960年 |
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スーパーボウル進出/優勝 | 5/3 |
チームカラー | ブラック・シルバー |
スタジアム | アレジアント・スタジアム(Allegiant Stadium) ネバダ州パラダイス/65,000人 |
1982年には本拠地をロサンゼルスに移し、1995年にはまたオークランドに戻ってきたが、2020年からはラスベガスに移転した。
概要
1960年にオークランドの地に創設された。チーム名は最初は地方紙のチーム名コンテストによってオークランド・セニョールズという内定していたのが、あまりにもダサすぎたのか3位のレイダース(襲撃者)という厨二チックな名前になった。
最初の頃は地域にNFLチームを求める声もなければ、近隣にサンフラシスコ・49ersというチームがあった事から集客には中々の苦労があったが、1963年にアル・デービスがHC兼GMに就任すると一気に飛躍を遂げることになる。アル・デービスは一時期チームを離れていたこともあったが後にオーナーになり、2011年に亡くなるまで在職していた。
1969年にはあの呪いのソフトであるマッデンが監督に就任。スーパーボウルこそ1回のみの制覇であったが、在籍10年で112勝(勝率.731割)という記録を達成。2002年のスーパーボウルには進出を果たすが、それ以降はプレーオフに進めないなど下降線を辿っている。
ライバルである49ERSがジム・ハーボーの元、再建を果たして2012年にはスーパーボウル進出を成し遂げたのに対し、レイダースはサラリーキャップの余裕がなくて有力な選手を雇用する事ができず、他のチームでは二線級の人材でスタメンを構成せざるをえないなど苦戦が続いている。
特徴
- レイダースのファンは虎キチのようにNFL随一の熱狂と危険さで知られている。エンドゾーンに陣取るファンはブラックホールと呼ばれる。TV中継を見ていてもファンの格好の濃さではNFL随一のように見受けられる。ダースベイダーも観戦にくるぐらいだから。
- 1968年11月17日の試合はハイジ・ゲームと呼ばれる有名な試合となった。これはジェッツとの試合で残り時間65秒でジェッツがフィールドゴールを決めて32-29とリードしたところでTVが試合の中継からアルプスの少女ハイジに切り替わった。これまで試合が長引いた事がなかったことやスポンサーの兼ね合いでTV局としては予定通りの行動だったのだが、その間にレイダースは逆転のタッチダウンをあげ、更にファンブルリカバー・タッチダウンのだめ押しで、32-43とまさかの逆転勝利をあげてしまった。翌日、試合中継を中断したTV局への抗議が殺到し、これ以後、最後まで中継を続けるようになった。
- オークランド時代の本拠地であるO.coコロシアムはMLBのオークランド・アスレチックスの本拠地でもあり従って、MLB/NFL唯一の兼用スタジアムである。兼用なので専用にはない不都合も多々ある。野球場として見るならファウルグラウンドが異様に広い、ブルペンが貧相などの欠陥があり、アスレチックスとしては本拠地を移転したいところなのだが、なかなかうまくいっていない。
一方、MLBも開催されている9月中のホームゲームでは野球場の内野でアメフトが繰り広げられる他のスタジアムにない光景が展開される。この場合、エンドゾーンがチームカラーで塗装されていないのでタッチダウンがわかりにくい。
関連項目
関連リンク
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