上級シスアドとは、昔あった国家資格(国家試験)の一つである。
正式名称は上級システムアドミニストレータ試験。
概要
かつて情報処理技術者試験に存在した区分の一つ。1996年10月から2008年10月まで実施された。
名前の通り、初級シスアド(初級システムアドミニストレータ試験)の上位の資格にあたる。ただし、初級シスアドとの難易度の差は非常に大きい。
一般利用者向けの区分ではあるが、経営学を中心としたIT全般の高度な知識が要求される上に論述問題もあったため、難易度は非常に高かった。高度情報処理技術者試験に含まれる。
現在は試験区分としては存在しないが、上級シスアドの出題範囲の一部はITストラテジスト試験(旧・システムアナリスト試験)に引き継がれている。
試験形式
午前、午後I、午後IIの3科目があり、全ての科目に合格しなければならない。
- 午前
試験時間は100分。問題数は全部で55問で、全て四択問題である。
ハードウェア・ソフトウェア、セキュリティ、ネットワーク、データベース、マネジメント、ストラテジ系(経営戦略・企業活動などビジネス分野)などIT全般から出題される。特にマネジメント系とストラテジ系からの出題が多い。
- 午後I
試験時間は90分。記述式。
大問3つを選択して解く。全て長文の事例解析問題である。
- 午後II
試験時間は120分。論述式で、2400字以上4000字以内の小論文を書く。
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関連項目
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